その45。岡山市『スパゲッツ・ダンディ』の「チキンカツミート（並）」730円。

～幸せのおすそ分け～
おいしいものを食べると、どうしてこうも幸せ気分になれるのでしょうか？
この幸福感を少しでもおすそ分けできればと、食いしん坊ライターが出会った岡山のグルメ情報をお届けします♪

[ナビゲーター]つつみん
岡山で生まれ育った、生粋の「おかやまん」つつみんです。「どこかおいしいお店知ってる？」が口ぐせで、評判を聞きつけては西へ東へと車を走らせるうち、通販でしか洋服が買えない、立派な球体フォルムへと進化を遂げたけれど…。

おいしいものを食べなくちゃ人生なんてつまらない！！ だからとりあえず今日も、幸せの味を求めていざ出発！！

岡山市の『スパゲッツ・ダンディ』

食いしん坊かつ大食漢ゆえに、「すごくおいしかったんだけど、量がねぇ…」が、食後の定番ワードと化している私の元に、仕事仲間から耳より情報舞い込んできました！

その店の名は、北区下石井にある『スパゲッツ・ダンディ』。

その方いわく「並盛りが、全然『並』じゃない！　完全に特盛レベル」だそうで、おいしいのに食べきれなかったのだとか。

いいじゃない！　いいじゃない！　そういう情報をお待ちしてたんですよ‼　どんな特盛レベルか存じませんが、私にかかればみんな小盛りじゃい！　とばかり、早速、友人を誘って『スパゲッツ・ダンディ』に行ってきました。

6種4サイズ展開。初利用者お断りサイズも！

店の扉を開けると、長いカウンター席と券売機が目に飛び込んできます。先に食券を買うスタイルみたいですね。

メニューは全部で6種類に加えて、期間限定で登場するメニューが１種類ある模様。

どれどれ、情報提供者が玉砕したという、噂のメニューはどれかなと見ていると、なにやらイタリアンカラーの注意書きボードが気になります。

サイズは「小」から順に「ダンディ」までの4サイズ展開で、一番大盛の「ダンディ」は2回目以降の来店者でないとオーダーできませんという趣旨が明記されているではないですか！　まさに「どんだけ～」です。

ならば、ここは思い切って「チキンカツミート」の「大」にチャレンジか！　と思った瞬間、「大」は一般的サイズ約3人前という文字が目に留まり、一瞬ひるんでいると…、

「並がこのお皿、大はこのお皿で提供です」という、お店の方からの声かけが。いやいやいやいや、「並」のお皿がすでにデカい。

ちなみにと見せてくれた「ダンディ」のお皿なんて、スパゲティ盛る器として間違ってるでしょ⁉　てほどのサイズ。オーダーした人のうち完食できたのは10人に2人程度しかいないんですって。

「・・・。」今回は、とりあえず「並」で勘弁しといて差し上げようか。友人は「青シソ和風」の「小」を選択です。

チキンカツがドーン！　ミートスパゲティ

バーン！　こちらが店一番人気の「チキンカツミート」です。「並」といえども、堂々の麺450gです。お皿がずっしりと重い、重い。

鮮やかなソースの赤と、揚げたてのチキンカツから立ち上る香ばしい香りとで、一気にアドレナリン流出です。

「いざ決戦のとき！」とばかり、フォークを入れて気が付いた。麺が太い！　2ミリ以上はあるんじゃないかしら。これは見た目以上に食べ応えがありそうですよ。

フーフーする間も惜しんでバクり！　もっちりとした麺に、たっぷりとソースが絡んでひと口目からおいしさ全開です。

じっくり煮込んだ感のあるミートソースは、最初に甘みがわーっと広がって、あとからタバスコ的な辛さが追いかけてくるんですよ。

好きですね～、この味。食べ進めるごとに食欲が増してくるタイプです。そしてもちろん、チキンカツもボリューム満点で、なんとガッツリ鶏ムネ肉一枚分使用。存在感抜群です。

チキンカツをおかずにミートスパゲティを食べてるような新感覚に無我夢中♪　楽勝ムードですよ。

ちなみこちら「小」なら680円。「大」は830円、一番大きい「ダンディ」でも980円。コスパも申し分なしです！

緑一色！　青シソ和風

一方、友人はというと、麺が見えないほどの大量のシソに大笑いしております。

こちらは「青シソ和風」の「小」650円。これ一般的には全然「小」じゃないですよね～。そして何よりシソ、多すぎでしょ（笑）。なんと20枚分使ってあるんですって。

芝生を彷彿させるビジュアルに興味が抑えきれず、少し取り分けてもらいました。

具材はタマネギとシメジ、のりとソーセージ。しょう油ベースの和風味です。シソを全体によく馴染ませて頬張ると、さわやかな風味が口にも鼻にも広がって、ひと足お先の「夏の味」。

和風、ミートソース、カツと味の変化も楽しみつつ、順調に食べ進めていきましたが、残り1／4程度で、急にお腹が膨れてきました。ヤバい。人の料理にまで手を出すんじゃなかった…。

余った分は容器代20円で持ち帰りできるそうですが、ここで断念しては負けとばかりに、なんとか踏ん張り無事完食です。

いつものようにウエストゴムのスカートをはいていたことも勝因です。

パンパンのお腹を抱えて店を後にしようとしたところ、「お食事された方には、ポップコーンを無料サービスしてるんでぜひ！　お好みでカレー粉を振りかけてもおいしいですよ」とのお言葉が。

え、無料サービス⁈　それならば遠慮なくと頂戴することに。お腹パンパンじゃなかったんかい！　とセルフ突っ込みをいれながら大満足で店を後にしました。

最後に。店名の由来は、「ゲッツ」のギャクで知られる、あのお笑い芸人さんからひらめいたダジャレだそうですよ。スパゲティ→スパゲッツ→ゲッツ→ダンディ的なとこですかね（笑）。

壁のあちこちに店名にかけたポスターなんかも貼られているので探してみてくださいね。

『スパゲッツ・ダンディ』店舗情報

ラーメン激戦区としても知られる、北区下石井に建つ『スパゲッツ・ダンディ』。「おしゃれなパスタ屋さん」とは一線を画した、無骨なスタイルが人気のスパゲティ専門店。

ゴーダチーズやムール貝など、100円からのトッピングメニューも充実のほか、卓上には自由に使える粉チーズや、カレー粉、タバスコなどが用意されている。

メニューは常時6種類あり、それぞれ4サイズ展開で用意されているが、原則ひとりひと品オーダー制なので大きいサイズを注文してシェアすることはできないのでご注意を。

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