～幸せのおすそ分け～
おいしいものを食べると、どうしてこうも幸せ気分になれるのでしょうか？
この幸福感を少しでもおすそ分けできればと、食いしん坊ライターが出会った岡山のグルメ情報をお届けします♪

[ナビゲーター]つつみん
岡山で生まれ育った、生粋の「おかやまん」つつみんです。「どこかおいしいお店知ってる？」が口ぐせで、評判を聞きつけては西へ東へと車を走らせるうち、通販でしか洋服が買えない、立派な球体フォルムへと進化を遂げたけれど…。おいしいものを食べなくちゃ人生なんてつまらない！！

だからとりあえず今日も、幸せの味を求めていざ出発！！

その10。浅口市『ぶしの花道』の「ぶし定食」

「船盛」と言えば、大人数での夜の宴会というイメージですよね？　でも、鴨方にランチタイムに、しかもおひとり様でも船盛が楽しめる店があるのをご存知ですか？！　今回は『岡山グルめぐり』の記念すべき第10回目ということで、本当は秘密にしておきたい、とっておきのお店のひとつをご紹介しちゃいますよ！

国道429号線を福山方面に向かって走っていると、右手側『天満屋ハピータウン 鴨方店』の向かいに見えてくる和風の建物が、知る人ぞ知る『ぶしの花道』です。福山方面から下りだと、大きな木の看板が目印になります。

ランチメニューは全部で7種類ありますが、何と言ってもおすすめは一番人気の「ぶし定食」。小鍋、魚料理、揚げ物、茶わん蒸し、小鉢、ご飯になんと船盛がついて1480円という超お値打ち価格のセットです。品数とカテゴリーは決まっているものの、刺身をはじめ内容はすべて日替りなので、何が食べられるかは行ってみてからのお楽しみ♪

この日の船盛はハマチ。肉厚にカットされた身は歯ごたえブッリブリッ！　鮮度抜群だから当然臭みなんてものとは無縁です。だから、ハマチよりマグロ派の私でもここのハマチなら何切れでもペロリ。この日は2人でお邪魔したので写真は2人前。なんといっても船で提供されるっていうところにテンションが上がりますよね～。

今回は「1種類でドーン」の回に遭遇しましたが、日によっては2～3種類の刺身が盛り合わせになっているときもあるんですよ。ここ、仕入れによってホントにまったく違うので、ある意味冒険です（笑）。食の好き嫌いがある方は、来店前に電話で聞いてみるのもいいかも。

そして、今日の揚げ物としてエビフライが登場。頭の部分もしっかり揚がっていてバリバリ食べられるタイプなのgood。ミソの部分がおいしいですよねぇ。さて、こちらの揚げ物。統一されているのは「揚げてある」という一点のみで、天ぷらのときもあれば、竜田揚げや南蛮漬け、トンカツが出てくることも…。どこまでもサプライズの宝庫です。

メインは（主役級が多すぎてどれがメインだか若干不明ですが…）サンマの煮つけでした。サンマは塩焼きにするものだと思っていた私としては、目からうろこの新鮮な出合い。しっかりしみ込んだ甘辛い味つけにご飯が進みます。う～ん、これは試してみたいけど家ではマネできないや。そもそも、こんな大っきなサンマが丸々入るサイズの鍋なんて持ってない！

豚肉と玉子の小鍋、茶わん蒸し、温泉玉子もしっかり完食して、今回の冒険は終了！　内容が決まっているランチも安心感があっていいけれど、とりあえず和食系がいいな、なんていう気分の日にはこのワクワク感をぜひ味わいに行ってみてくださいね！

【ぶしの花道】

浅口市鴨方町にある、人気の大衆和食店『ぶしの花道』。肉厚にカットされた豪快な刺身が評判だが、一頭買いするという羊肉を使った、「ラム肉定食」2000円も隠れた人気メニューだ。木目を基調とした店内には、最大24名収容可能な掘りごたつの個室や、テーブル個室、畳間などがあり、各種宴席での利用にもおすすめ。予算や好みに合わせて料理をリクエストすることもできる。昼は基本的に14：00までの営業だが、食材がなくなり次第終了するので、予約するか早めの来店が確実。また混雑時には、船盛ではなく皿盛での提供になる場合もあるのでご了承を。

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