※閉店しました。
この時期になると、もみじが色づき始め、風もここちよくなるので郊外ドライブにでかけたくなります。そんなときにおすすめなのが、備前市吉永町にあるこちらのカフェ。旧閑谷学校からも近いので、散策後の立ち寄りに最適だと思います。
私の特等席がこちら。電車をしっかり眺められる額縁のような窓側席です。取材中この席で、店主の井上敬二朗さんは「昔も今も変わらず、人々の想いをつなげる電車や線路のように、さまざまな世代の人から長く愛されるような場所にしたい」と語ってくださいました。素敵ですね。
山陽本線を走る電車は1時間に数本。なかでも黄色い在来線の電車は2本くらい。シャッターチャンスもわずかなのでカメラの準備を整えておきます。そんな撮り鉄気分を楽しむ私でした。
店内では、吉永町で養鶏をしている『永田ファーム』の平飼い有精卵を使ったチーズケーキや季節替わりのフルーツタルト(どちらもセットで750円)がいただけます。ひとまず電車の写真を撮り終えたら、やさしい味わいのケーキと紅茶でのんびりします。
もうひとつのこちらの楽しみが雑貨選び。店主が実際に使ってみてよかった食材や自家製のジャム、そのほか「TEMBEA」のバッグや「French Bull」の靴下などの雑貨を取りそろえています。私の好きな「TEMBEA」のバッグが買えるカフェは岡山では貴重ですよ。
この日は電車に乗ってお邪魔したので、帰り際に線路も撮影してみました。まっすぐに伸びる線路を眺めていると、思わず「線路は続く~よ~、ど~こま~で~も~」と口ずさんでしまいそう。そんな風景です。そうそう、プチ情報ですが、年末くらいまでにはカフェから歩いて5分くらいの場所に、姉妹店のセレクトショップ『substance』もオープン予定だそうなので、こちらも楽しみです。 今年の紅葉ドライブは吉永町へ訪れてみてはいかがでしょう。
片田舎の電車カフェ
米屋だった古い建物をリノベートしたカフェ。線路を目の前にして建つこちらは、ときおりそばを電車がゴーッと通り過ぎる。その音は会話の間にもなり、不思議と心地よく感じる。カフェスペースでは平飼い有精卵や有機野菜など、良質な食材を使ったランチとスイーツが味わえる。ショップスペースには、店主セレクトの食材や雑貨が並ぶ。街の喧騒から離れた場所で、電車の音をBGMにしながらカフェと買い物を楽しんでみて。
Information
sennro cafe
- 住所
- 備前市吉永町吉永中357-4
- 電話番号
- 0869-84-9775
- 営業時間
- 11:00~18:00(OS17:30) ※ランチタイムは11:30~
- 休み
- 日・月曜、ほか不定休
- 席数
- 19席
- 駐車場
- 5台
- ホームページ
- http://sennro-cafe.com