住宅地のなかにひっそりと佇む食事処は、昭和初期の農家を改装した、まさに隠れ家的な存在。広い縁がわから差し込む陽光に包まれた座敷は、心和む癒やし空間になっている。ここで味わえるのは、すぐそばの「たのたの畑」で栽培した野菜を使った家庭料理。ちなみに野菜は、年間60種類も育ているのだとか。素材ありきで日替わりの献立を考え調理しているのは、代表の八田さんら3人のおもてなし好きの女性陣。どの一品も、手作りの温かみが伝わってくるほっとする味わいだ。例えば、とある日の「日替わりランチ（メイン2種盛）」 1500円は、メインの肉が「チキン南蛮らっきょタルタル」、魚が「鯛のカマの塩焼き」。さらに野菜中心の小鉢4種と、汁物、香の物、玄米ご飯、ドリンク、デザートが付くといった具合で、とにかく多彩。ランチのメインは肉、魚のほか「魔女のカレー」も選べる。20種類以上もの野菜や果物が煮込まれていて、実に奥深い味わい。その時々の素材を使うので、毎回微妙に味が違うのも楽しみのひとつだ。

＜消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意＞