冬のおこもりにぴったりなカフェがあります。昔懐かしい骨董品やアンティーク品が配された少し薄暗い店内には薪ストーブがあり、冷えた体を温めてくれます。炎を眺めているだけで心が落ち着くのです。
店の象徴でもあるダルマストーブは、11月から5月くらいまで使用されます。使う薪は店主自らが割るんですよ。これひとつあるだけで、寒い冬でも店内は一気に温まるそう。ちなみに使い終わった木炭は火鉢に入れて、鉄瓶での湯沸かしにするのです。
ガラスコップやなます皿、漆の椀物などの食器や、振り子時計やキャビネットなど、店内には数多くの骨董品が並べられています。季節の花や苔玉を、花器にみたてたアンティーク品に飾ってある様子を見ると、店主のおだやかな人柄が伝わってきます。
「厚焼きたまごのサンドイッチ」670円は、甘めに焼かれた玉子焼きが私好み。一杯立ての味わい深い「コーヒー」350円と一緒にどうぞ。
ダルマストーブのあるカフェで好きな本を読んだり、店主とおしゃべりしたり、心も体もぽかぽかと温まりたいとき、ここに来たくなるのです。
骨董品やアンティーク品に囲まれて古きよき時間を過ごす。
創業20年のアンティークカフェ。県道40号線の裏通りにある隠れ家のような一軒は、扉を開けて中に入るとまずダルマストーブが目を引く。薪を燃やす炎がとても温かく、そばにいるだけでほっとくつろげる。店内には、古物商の鑑札を持つ店主がセレクトした、明治から昭和時代の瀬戸物やガラス、漆の器などの古物が所せましと並ぶ。骨董品の器で提供される一杯立てのドリップコーヒーや手作りケーキはどこか懐かしい味わいがする。
Information
アンティーク・カフェ ゆかし
- 住所
- 岡山市南区福富東1-5-30 [MAP]
- 電話番号
- 086-264-7751
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 休み
- 木・金曜(11月は休み)
- 席数
- 17席
- 駐車場
- 10台