普段はバリバリ働いている(と思いたい)けど、男性に対してはかなり夢見がちなアラサー妄想女子「さえき」。最近、結婚も気になるちょっと微妙なお年頃。
そんな私が「このお店に一緒に来たいのはこんな人?」「こんな人に誘われてこの店に行きたい…」といった妄想とともに、素敵なお店を紹介していきます。
「今月、ちょっとお財布が厳しいんだよね」。落ち着かない様子でそう打ち明けてくれたのは、先月から遊びはじめた年下の男の子。社会人5年目といえば、会社でもそろそろ後輩にいい顔をしたくなってくる時期。歓迎会のあとの2次会でそんな男のプライド的を出し過ぎてお財布が厳しいとのこと。男性の多い職場ならではの苦労もあるようで。男気ジャンケンやっちゃったとか…。フェミニンな雰囲気のくせにわりかし体育会系のところ、嫌いじゃないです。(※妄想です)
ここで鼻息あらく、「大丈夫! 安くていいお店知っているから私にまかせて!」なんて言ってしまうのはよくないって、じゃいこアドバイスを思い出します。私たちはただでさえ、「どうせオレよりもいろいろお店知っているんでしょ」的な目線で見られがちなマスコミ女子。「フツーの店に連れて行くとがっかりされるかも?」とハードルだけが相手の中でどんどん上がっていった結果、いつのまにかもっと気軽に遊べる若手にいい人を奪われた経験があるような、ないような…。
だからこそ「知ったかぶり」ならぬ「知らないふり」もよくないけど、正直に知っている場所を言い過ぎるのもどうかと思ってしまうのです。
脳内のデータベースをフル活用させて、導き出したのは1000円代の定食が夜も楽しめ、なおかつ20代も中盤にさしかったフェミニン男子が好きそうな新店です。誘い方も重要で、「誰かに聞いたんだけど~」的なあくまでも人のせいにしてしまう作戦で行ってみることにしました。
カウンター席にはサラリーマン。テーブル席には女子グループと、パステル調の外観とはうらはらに色々な世代でにぎわうこちらは『TEI-SYOKU』。イオンモール岡山近くに5月にオープンしたばかりの新店です。こちらは店名のとおり「街の定食屋さん」をコンセプトにしたカフェ。
夜にはアラカルトとハイボールやビールをはじめとしたお酒もそろいます。スウィーツやホットサンドといった軽食も楽しめるので、その使い勝手といえばそりゃあもう!
もともとは「駅前で気軽に一日中おいしい定食を」というコンセプトがあって誕生しただけあって、狙い通りお仕事帰りのOLさんから出張サラリーマンまで訪れているそう。店の奥のキッチンではあわただしそうにイケてる店長さんが料理を作っていました。
こちらの母体は岡山でも人気の居酒屋&バルを経営する会社。だからこそカフェな雰囲気とはうらはらに本格メニューが楽しめます。平日ランチタイムはサービス価格で、お腹いっぱいになる日替わり定食が880円~食べられるって幸せですよね。
注文したのは、本日の日替わり定食にお刺身が付く「魚松TEI-SYOKU」1180円(平日のランチタイムはサービス価格で980円に)。小鉢2種類にサラダにみそ汁、メイン、ご飯、そしてお刺身と、ボリューム満点。ランチタイム(11:00~15:00)にはこちらに選べるドリンクが付きます。
お酒と定食が楽しめるセットや、デザート&ソフトドリンク付きのセットもある(平日は15:00~、土・日曜は終日)ので夜のデートにも…むふふ。妄想が広がっちゃいます。
ほかにもしっかり煮込んだカレーや、ジューシーなハンバーグといった定番定食もあります。
この日の選べるメインは、「チキンソテー トマトバターソース」と「鯛カブトの煮付け」でした。ここは迷ってチキンを選択。自家製トマトソースが甘酸っぱくて、食欲をそそります。刺身はその日の朝、市場から届く新鮮なものが3種類ほどが付いて満足度も高いです。「旬のおいしいものを」という思いから、内容は仕入れによってことなるんだとか。
料理への想いもさることながら、気になったのは盛り付けられた器…。暖かみがあって素朴な「小鹿田焼」を使用しているそう。素敵な器で食べるとそれだけで得した気持ちになっちゃいます。
小鉢もそれぞれ違った味付けで、飽きずについついご飯が進みます。気が付けば、ちょっと頑張ってかぶっていた「ネコ」もどこにやら…がっついてしまった…。おかわり自由で大盛り無料のご飯がすすむこと、すすむこと。
私の食べっぷりにひいたのでしょうか…。目の前のフェミニン男子の視線がさまよっていました。ごめん、営業で外回りをしているときの15分以内にご飯を食べるルールが出ちゃいました。あわてて取り繕ってみても、時すでに遅し。その日の「今日はありがとう」メールに返信はありませんでした…。だっておいしかったんだもん。
お財布に優しい気遣いも、最後まで気をつかない努力がないと台無しになりますね、先輩。
☆じゃいこ先輩(既婚&一児の母)からさえきへ。
ねえ、このコラムって「妄想」だよね?
でも、今回のって…リアル過ぎ…もしや現実か。
いずれにせよ、今回の年下彼から返信はなかった理由がさえきの「早食い&がっつき」に引いた、だったとしたら…そんなことで冷めるような彼はこっちから願い下げよ!
ちなみに私が大学生のときの話だけど…好きで好きでしかたなかった片思いの彼を追いかけ続け、ようやく付き合うことができたすぐの頃だったかな。彼に初めて私が褒めてもらったのは…「今日の服、かわいいね」でも「ヘアスタイル、いいね」でもなく…
「ラーメンのすすりっぷりがいい」。だったわ。あ、あと「ふつうの女子より早食いだから、一緒に食事しても待たされなくてすむ!」って褒められたこともあったっけ(笑)。
まあ、この話はあんまり参考にはならないけれど…。
猫かぶりについては前にも注意したはず。
ある程度は必要だけど、やり過ぎると付き合えてもすぐにボロが出て、男性から「あれ?思ってたのと違うな」となってしまうのよ。
いいかい、「素」のさえきを愛してくれる人を探すのよ~!
Information
TEI-SYOKU
- 住所
- 岡山市北区錦町1-24 SOHOビル1F [MAP]
- 電話番号
- 086-238-8889
- 営業時間
- 11:00~22:00(OS21:30)
- 休み
- 不定
- 席数
- 20席
- 駐車場
- なし