日本の伝統的なスウィーツとして、幅広い世代に愛されるあんこ菓子。
岡山県西部の備中エリアは、北海道、丹波とともに小豆の名産地として知られている。
大粒で高級な「備中大納言小豆」をはじめ、希少な品種である「備中白小豆」も生産していた備中エリアでは、古来から「あんこ文化」が育まれてきた。
備中エリアの30店舗で、あんこスウィーツを巡るスタンプラリーを開催中
その備中エリアでは、1月20日(土)から3月24日(日)の間、あんこスウィーツを巡るスタンプラリー「備中あんたび」第2弾を実施中だ。
参加店は、倉敷市や井原市、矢掛町など備中エリアにある30店舗。
参加店で買い物をすると、スタンプ(1ポイント)がもらえて、集めたポイントに応じて、すてきな賞品が当たる。
また、自転車で来店すると「自転車ポイント」として、倍の2ポイントがもらえるので、自転車で食べた分だけ動いて、ポイントを集めよう。
備中大納言小豆を使用したあんこスウィーツを紹介!
今回は参加店舗から、あんこスウィーツが味わえる4店舗を紹介。
バラエティ豊かなあんこスウィーツでエネルギーをチャージして、春のそよ風を感じるサイクリングも楽しもう!
井原の老舗『やまんぼう』
こちらは昭和27年創業の老舗で、自社工場で製あんまで行うという数少ない和菓子店。
店名を冠した「やまんぼう」1本756円は、上品な甘さのつぶしあんをそぼろ生地で巻いて焼き、外はカリッと中はしっとりとしたつぶあん&ホクホクとした栗がずっしりと詰まっている。
また一口サイズの「やまんぼうや」1個216円は、片手で食べられるのでサイクリング途中のおやつにうってつけ。
「備中あんたび2」期間中は、備中大納言小豆を使用した特別バージョンで楽しめる。
パフェのようなクレープ。矢掛町『t2Lab.』
江戸時代は宿場町として栄えた矢掛町商店街にある、カラフルな串団子が人気のカフェ。
限定商品の「いちご大福の生クレープ(あんたびver.)」1400円は、備中大納言小豆で作った餡を使用してイチゴ大福をイメージ。
真っ白な生地やクリームにイチゴや「おいり」が映えたスペシャルなビジュアルには、建築デザイナーとしても活躍する店主のセンスが光る。
洋菓子店が作るまんじゅう。真備町『ウォールウォーレン』
三角屋根がかわいい、倉敷市真備の人気洋菓子店。
店名はドイツ語で「心づくし」という意味。真摯な店主の思いが込められたケーキや焼き菓子のファンは多い。
和菓子を望む声に応えて作り始めた「真備焼き」1個200円は、備中大納言小豆のあんに練乳を練り込み、まろやかでコクのある風味に仕上げた洋風のまんじゅう。
もちもちとした薄皮と、ふっくら柔らかいあんがやみつきになりそう。
また、総社産の白桃ジャムを白あんに練り込んだ「白桃」1個165円もぜひ。
キュートなコッペパン。『まんまるコッペ』
倉敷市酒津の住宅街に佇むキュートなコッペパン専門店。
「パンを通じて地域貢献したい」と、地産地消にこだわった具材を挟んだスウィーツ系やおかず系パンが並ぶ。
「備中あんたび2」期間中は備中大納言小豆のつぶあんとイチゴと求肥をサンドした「よもぎいちご大福」360円が味わえる。
ちなみにこちらの「餡全御守カード」は、近くの酒津公園の桜をイメージしたピンクカラー。店の前にはサイクルスタンドも常設している。
4店舗以外にも、備中エリアには個性が光るあんこスウィーツを提供する店がたくさん。
春の訪れを感じながら、お腹も心も満たすあんことの出合いを楽しもう。
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