2023年12月、『牛窓オリーブ園』にある『ランデヴー』に続き、牛窓の沖合い約250ｍに浮かぶ前島に、牛窓エリア2つ目のオブジェ『The Reflective eye』がお目見え。

春光うららかな季節には、島へ渡って1日のんびりと過ごすもよし。アートスポット2か所を中心に、絶景やグルメを欲張りに楽しむもよし。

旅気分で牛窓エリアにおでかけしよう。

新オブジェを目当てに前島へ

風景の変化に心動かされる『The Reflective eye』

この作品は、岡山在住のアーティスト・金 孝妍（キム ヒョヨン）氏が「眼差しの変化」をコンセプトに制作したもので、中に入って楽しむ体験型に。

座って対岸の町並みを眺めれば、海沿いの民家やホテル、お寺の塔や建物、人々の営みも感じられ、眺める場所によって見えてくる風景の変化に心動かされる体験ができそう。

前島には、夕陽が美しい公園や、シーカヤックや釣り体験ができる（いずれも要予約）ので、日帰りはもちろん島宿ステイもおすすめ。小さな島の深い時間をゆっくり楽しんで。

『The Reflective eye』

環境や場所などの関係性を探りながら、「存在」をテーマに作品を作る金 孝妍氏が、地元の魚網やガラスなどの漁具を使って制作。
瀬戸内市にかかわる人々の想いやストーリーなどの絵柄を漁網で編み込んでいる。

手ぶらで挑戦できる釣りにもチャレンジ

前島に渡ったら、手ぶらでOKの「釣り体験」にトライ！　島時間を満喫しよう。

前島グリーンアイランド体験交流協議会では、要予約で、釣りの餌付けなど講義を受けて魚を釣り、釣った後は調理して食べる体験あり。料金は1人1500円。詳細は問合せを。

そしてもちろん、牛窓港の周辺にも、魅力的な立ち寄りスポットがたくさんあるので、周辺をいろいろと散策してみてほしい。

『牛窓オリーブ園』周辺でアート＆グルメに街歩きも

瀬戸内海を一望する絶景地『牛窓オリーブ園』にあるのが、牛窓エリア1つ目のアートオブジェ『ランデヴー』。

『ランデヴー』

瀬戸内市出身のアーティスト・隠﨑麗奈氏が制作したハート形のオブジェは、見る角度でハートの形が変わるので自分だけのお気に入りの角度を見つけて。

『ホテル旬香　瀬戸内牛窓リゾート』で至福のランチタイム

ペットと宿泊できる、全室オーシャンビューのステイ型リゾートホテルにも、ぜひ立ち寄ってみて。

ホテル内のレストラン『せと』では、至福のランチタイムが過ごせる。

味わえるのは、地元産の魚介や旬の野菜など、瀬戸内ならではの食材をふんだんに使ったフレンチベースの創作料理。

「ランチコース」のメインディッシュは、魚料理か肉料理をチョイスできる。

小豆島や豊島などの島々が浮かぶ美しい海景色を眺めながらの食事は、日々の喧騒を忘れさせてくれそう。

ノスタルジックな雰囲気の「しおまち唐琴通り」

古くから風待ち、潮待ちの港として栄えた牛窓の町。

海沿いの道からひとつ路地裏に入ると昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな町並みが雰囲気抜群。

特に、関町～東町あたりは、江戸時代から昭和30年頃の面影を色濃く残し、ノスタルジックな格子戸が続く町家が続く。

ゆっくりとそぞろ歩きしてみて。

岡山のソウルフードを『キッチンかいぞく』で

岡山のソウルフード「えびめし」880円が看板メニューの『キッチンかいぞく』は、1978年の創業。

デミグラスソースやマヨネーズも手作りで、ハンバーグやエビフライ、カニクリームコロッケなどすべて自家製。店主の中山さんが40年以上変わらない味を提供し続けている。

お土産用の冷凍「えびめし」「カレー」も重宝されている。

お土産は『牛窓かまぼこ屋　中光商店』

小腹が空いたときのおやつや、お土産に喜ばれそうな、かまぼこや創作天ぷらも要チェック。

『中光商店』は、店主が牛窓の漁師＆農家からとれたての魚や野菜を仕入れて手作りする、石臼でふんわりと練り上げたすり身をじっくりと焼く「直火焼きかまぼこ」をはじめ、店頭には20種以上の練りものがずらり。

なかでもクリームチーズとすり身、杏子のジャムで仕上げた蒲鉾スウィーツ「チーズケーキ」290円は、新しいおいしさにびっくり。昼過ぎには売り切れる場合もあるので、問合せを。

このほか、牛窓ではクルージングやカヤックなど海遊び、また港町らしい史跡巡りもおすすめ。訪れるたびに新しい魅力を発見できる。

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