有名な『出雲大社』からクルマで約40分。神話に温泉、おいしい食べ物。心も体もキレイになれる場所、島根県の「おくいずも」エリアは、日帰りでも十分楽しめる身近さが魅力。尾道から無料区間の「中国やまなみ街道」を利用すればお得に早く行くことができます。「でも、もっともっとじっくり楽しみたい!」欲張りな私たちは、2コースに分けて1泊2日のプランを楽しんできました。
今回は第1弾。雲南~飯南のコースです。グルメ女子の旅は、まずおいしいランチから始まります。
最初に向かったのは「食の杜」の中にある、『ワイナリー奥出雲葡萄園』。自社栽培したブドウを使って、地元ならではのワインを醸造してるんだって。しかも、レストランでは地産地消にこだわったランチがいただけるんです。旬の有機野菜のマリネなど季節替わりの約10種類の料理が盛り付けられたプレートランチは、地元の味覚が少しずついろいろ味わえて見た目もかわいい! ワインはもちろん、木次乳業のチーズや牛乳、地元のお土産などが購入できるのもうれしい。そのほか、「食の杜」には「庭カフェ」や「杜のパン屋」、「皮工房蕾」「豆腐工房しろうさぎ」といろいろなお店があって、気がつくと時間を忘れちゃってました。外にはロバがいて、子どもを連れたファミリーの姿も多く見かけましたよ。
このスポットのポイント!
家族全員で楽しめるスポット。お土産、お食事、すべてがおしゃれです◎。ちょっとがんばった自分へのご褒美に、大好きな彼氏とのデートに、家族サービスにも使えちゃう万能スポットですね♪
Information
ワイナリー奥出雲葡萄園
- 住所
- 島根県雲南市木次町寺領2273-1[MAP]
- 電話番号
- 0854-42-3480
- 営業時間
- 10:00~17:00(ランチタイムは11:30~14:00、カフェタイムは10:00~11:00/14:30~16:30)
- 休み
- 火曜(祝日の場合は翌休)
- HP
- http://www.okuizumo.com/
お腹も心も満たされたところで、今度はインスタ映えを狙ってカメラ女子に変身! まずはじめに訪れた斐伊川堤防桜並木は、「日本さくら名所百選」に認定された中国地方を代表するの桜の名所です。桜の季節になると、全長約2km、約800本の桜のトンネルが楽しめるそう。夜はライトアップされ、夜桜も美しいんだって。斐伊川にかかる潜水橋は「願い橋」と呼ばれていて、映画「うん、何?」では「目をつむって渡りきると願いが叶う」橋として紹介されました。目をつむって渡るので、安全には十分気をつけてね。願い橋から見る桜並木は絶景だと聞いたので、春になったらまた来たいな。そのときはお願い事、絶対してみなくちゃ!
また、その最寄り駅となる木次駅は「き♥(きすき)」の看板がかわいいと話題になっているSNS映えのスポットです。看板と一緒に自撮りをしちゃいました。うまく撮れたかな? いいね!がいっぱいもらえそう。
[このエリアのポイント!]
雲南市といえば、桜が有名です! 雲南市内のお花見どころは、見頃の時期がさまざまなので、「雲南市桜まつり」は毎年3月中旬から4月中旬にかけて、約1カ月の期間開催されるそう。自分だけのお花見スポットを見つけて、お花見ピクニック、なんて素敵かも!
Information
斐伊川堤防桜並木・願い橋
- 住所
- 島根県雲南市木次町木次[MAP]
そこからしばらく移動をして、次は「龍頭が滝」に到着。落差40mの雄滝と、30mの雌滝からなる見事な滝で、近くの八重滝とともに「日本の滝百選」に選ばれています。激しくしぶきを上げながら流れ落ちるその姿は、名前の通り「うねりをあげて昇天する龍」のようで圧巻! 雄滝の裏側に回ると、見事な岩窟があり、迫力の滝観音が祀られていました。
[このスポットのポイント!]
初めて雲南エリアに来る人は必ずと言っていいほど立ち寄っているという人気スポット! マイナスイオンたっぷりで癒されます♪ フォトジェニックなので、カメラガールにはおススメですね。しっかり写真におさめたあとは、樹齢400年以上といわれる杉木立が並ぶ遊歩道をじっくりと散策しましょう。う~ん、癒されるなあ。毎日の疲れも吹き飛んじゃうね。
Information
龍頭が滝
- 住所
- 雲南市掛合町松笠[MAP]
- HP
- http://www.unnan-kankou.jp/contents/spot/116
はしゃぎすぎてさすがに疲れたので、今度は体を癒しに人気の温泉『頓原ラムネ銀泉』へ。血行を高めてくれる二酸化炭素泉と、美肌効果の炭酸水素泉の、相反する性質を高濃度に併せ持つ珍しい温泉なのだそうです。無色透明のお湯が、空気に触れると3週間程度で緑、黄色、オレンジ、琥珀色へと変化していくのが特徴で、38~40度のぬるめのお湯は長い時間をかけての入浴にぴったり。湯上り後は温泉効果により汗が出るほど暖かくなりましたよ~。疲労回復、老廃物排除などに効果があると言われていて、「若返りの湯」「美肌の湯」「胃腸の湯」などと呼ばれています。美を意識するお年頃の私たちにはぴったり。名物の昔懐かしいラムネや、山野草が入ったサイダー「山姥の秘薬」などを売っていたので、ラムネをお風呂上りにいただきました! レトロでかわいい貸切風呂があったので、今度はこちらも入ってみたいな。
このスポットのポイント!
小さな温泉ですが、地元だけでなく県外からのお客さんも多いそうです。微炭酸が含まれているので長い時間お湯に入っていると、肌に気泡が少しずつついてきます。温泉につかりながら地元の常連さんの会話を聞くのも楽しかったな♪ こういうふれあいも、ほっこり心があったかくなっていい感じ。
Information
頓原ラムネ銀泉
- 住所
- 島根県飯石郡飯南町頓原1070[MAP]
- 電話番号
- 0854-72-0880
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 休み
- 木曜
- 料金
- 大人500円、小中学生250円 ※幼児は無料 ※貸切風呂は1時間1900円(要予約)
- HP
- https://www.ramune-ginsen.com/
17:00ごろ、本日宿泊する『森のホテルもりのす』に到着しました。「森林セラピー基地」に認定されている「飯南町ふるさとの森」にあって、しっかりと整備されていて、とても歩きやすい「セラピーロード」や登山道、キャンプ場も整備されているので、雄大な自然をいろんな形で満喫できそうです。ホテルに入ると、1階ラウンジは開放的なくつろぎの空間。東南アジアの調度品がたくさんあってまるで異空間に迷い込んだよう…。一番楽しみにしていた夕食は、飯南町の食材を中心とした素材の美味しさをそのまま味わえるグリルスタイルのお料理! ヘルシーなのがいいですね。もちろんおいしく、たっぷりといただきましたよ。夜は、ワインを片手に夜空を眺めて、ゆったりとした心地よい時の流れを大満喫…。宿泊客にはワイン飲み放題プランが用意されていたのもうれしかったな。ちょっぴり大人気分でゆっくりできる仕かけがちりばめられて、ほんと最高のホテルでした。
このスポットのポイント!
一度訪れてみると、しばらくたったらまた泊まりに行きたくなってしまうほど、非日常的な空間と時間を味わうことができます。おいしいドリンクを飲みたいだけ飲むもよし。友だちや家族と思う存分おしゃべりするもよし。ひとりで星を見ながら大自然を満喫するもよし…と、いろんなスタイルで「非日常」を楽しむことができそうです。森林セラピーとセットになったお得なプランもありましたよ。「気になるから、また一緒に来ようね」って盛り上がっちゃった!
Information
森のホテルもりのす Presented by Laut
- 住所
- 島根県飯石郡飯南町小田842-2[MAP]
- 電話番号
- 0854-76-3119
- 受付時間
- 10:00~18:00
- HP
- http://www.iinan-net.jp/~morinosu/
天気が気になっていたんですが、朝起きると予報は外れて見事な快晴!気分よく 『飯南町大しめなわ創作館』へと向かいました。以前『出雲大社』で見て圧倒された「大しめ縄」の制作が行なわれているそうなんです。飯南町では、昭和30年代から、数年ごとに『出雲大社』神楽殿の大しめ縄が作られていて、長くしめ縄づくりの技術と伝統が受け継がれています。現在のものは2018年7月に架け替えされたものだそうですよ。普段から全国の神社などから依頼されたしめ縄作りがされているそうで、大しめなわと同じ藁を使用した「ミニしめなわ作り体験」に挑戦してみました。体験時間は初級で約30分。最初は苦労したけど、慣れてくるとスルスルとうまく作れるようになりました! ちょっとプロっぽい?なんて。
このスポットのポイント!
ここを訪れた人の多くが「ミニしめなわ作り体験」を楽しまれていました♪ 職人さんが直接教えてくれるので、作業をしながら地元の話を聞いたり、おススメスポットを教えてくれて楽しかったです。『出雲大社』大しめなわ架け替えの様子も知れて勉強になりました!
Information
飯南町大しめなわ創作館
- 住所
- 島根県飯石郡飯南町花栗54-2[MAP]
- 電話番号
- 0854-72-1017
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 料金
- 入場無料
- HP
- https://ohshimenawa.com/
まだまだ、いっぱい楽しめる、魅力たっぷりの「おくいずも」の旅。次回は第2弾をお送りします!
今度はどんなスポットが登場するのかお楽しみに。