今、ガソリン車から電気自動車(EV)へのシフトが加速している。
最新のEVは航続距離が飛躍的にアップし、スムーズな加速、静かな乗り心地と高性能。
ストレスなく運転できるのが魅力だ。
街なかの充電インフラの整備も進められているため、電欠によるトラブルの心配も減っているそう。
なかには、出かける前に自宅でEVを満充電にしていれば「日常生活の中で公共の充電設備を利用することはほとんどない」という声も。
おでかけドライブの時には、公共の充電設備をかしこく利用!
そこで、「おでかけ先で急速充電器を使ったことがない」「使い方にルールはあるの?」というEVオーナーのために、公共の充電設備を利用する際の方法とマナーを紹介。
かしこく使えば遠出の際にも、安心してドライブを楽しめるはず。
今回は、岡山県の人気マスコットキャラクター「ももっち」が軽EVで蒜山エリアの紅葉ドライブへ。
使用するのは『eKクロスEV』。
2022年に発売された軽自動車タイプのEVで、目にしたことがある人も多いはず。
岡山県庁から蒜山エリアへ高速を使って走行。電池残量は11%に
最近の軽EVは1回の満充電で150km程度の走行が可能。
けれど、高速道路を使った長距離運転は初めての「ももっち」。
しっかり充電計画をたてて出発!
まずは蒜山ICすぐの『道の駅 風の家』を目的地にして走行。
ここまでの走行距離は約110Km。
上り坂の多い道だったこともあり、電池残量は11%。駐車場に設置されている急速充電器を使用して充電をすることに。
急速充電器の基本的な充電マナーとは
備え付けの急速充電のスペースに駐車して、まずはケーブルのコネクターを車の差込口にセット。
カチッという音がすると充電開始。
一般的な急速充電設備は、1回の上限時間が30分に設定されている。
車を離れる際は、充電完了前には一度車に戻って、完了後に移動させる必要がある。
長時間の放置は充電を待っているほかの人の迷惑になるので、スマートフォンのタイマーなどを活用しよう。
充電を待っている間に『道の駅 風の家』で休憩。
小腹が空いたので「ひるぜん焼きそば」を堪能しながら待つこと30分。充電量が70%になっているのを確認。
実はEVは充電量が上限に近づくと、充電の速度が落ちて効率が悪くなるそう。
お出かけの際の急速充電は目的地までの距離も考えながら、電池残量80%を目安に終了させよう。
ケーブルをきれいにまとめて片付けることも忘れずに
急速充電設備には長めの充電ケーブルが取り付けられている。
充電後にケーブルを片付けずに放置しておくと、踏まれて断線したり、コネクターが破損したりすることも。
故障の原因とならないよう、使い終わったケーブルはきちんと片付けよう。
蒜山ドライブ旅。イチョウの黄色が映える!
紅葉の美しさを楽しみながら、少し足を延ばして『福田神社』でリフレッシュ。
立派なイチョウがすばらしい!
※写真は2023年11初旬の様子
『ひるぜんジャージーランド』にも立ち寄り、ジャージー牛の生乳を使ったソフトクリームを堪能! 牧場の広大な景色と合わせて楽しんで。
『鬼女台展望休憩所』でドライブを締めくくり。
大山の景色を借りて軽EVと記念写真!
充電インフラを計画的に利用して、EVでの長距離ドライブを楽しもう。
基本的なEV充電マナー まとめ
・急速充電は30分で次の人に替わってあげよう!
・充電は電池残量80%を目安に。
・ケーブルはていねいに使おう!
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