最近、キャンプを扱ったテレビ番組やマンガが人気ですね。それを目にして｢キャンプをはじめたい！｣と思っても、「具体的にどうすればいいか分からない」ことも多いはず。今回はそんな迷える人たちのために、「キャンプの楽しみ方」と、岡山のキャンプスポットをご紹介します。教えてくれるのは、キャンプ大好きのミドルエイジ、人呼んでマスター・長濱さんです！

皆さん始めまして。マスター・長濱です。家族と一緒に毎週末でもキャンプに行きたいくらいの勢いで、アウトドアを愛しています。今回はキャンプ初心者に向けてのアウトドア入門をレクチャーさせて頂きます。

まず、キャンプというと楽しそうですが、「道具をそろえるのが大変そう」「準備などに手間がかかる」「掃除や片づけが大変じゃないかしら」と思ってしまいますが、それは大きな誤解！ 最初からハードルを高くしすぎると、キャンプを楽しむ前に疲れてしまいますから、少しずつステップアップをしていくのがポイントです！

STEP_01｜まずはデイキャンプから

デイキャンプとは「日帰りキャンプ」のことです。午前中に到着してお昼をBBQなどで楽しみ、夕方には撤収をすることが多いですね。BBQコンロはキャンプ場での貸出しがあったり、焼肉店でお肉を購入するとレンタルできる場合も多いので、上手に活用したいところです。暑い日には、フリーマーケットや運動会でよく見る4本足のタープテント(クイックシェードなど)があれば、日よけになって便利ですよ。少し慣れてきて、いつもと違う楽しみ方をしたくなったら、焼肉のみだったBBQにシーフードを加えるとか、アルミホイルでサケなどを包んで焼いてみるとか、燻製に挑戦してみましょう。パンを作ったりホットケーキを焼いたりと、もっと自由に楽しんでいいんです！

STEP_02｜コテージを利用する

デイキャンプで物足りなくなってきたら、宿泊を伴う本格的なキャンプを楽しみたいですよね。ここでネックになるのはテントなど宿泊用の道具です。これらを加えると荷物も多くなりますし、価格もそれなりにしますから、最初はコテージやトレーラーハウスなどを利用してみるのはいかがでしょう？　最近流行のグランピングなどもそうですね。キャンプ場によっては、備え付けの宿泊施設を完備している場合があります。こういった設備を利用すれば、施設によっては調理器具などがそろっている場合もありますし、手軽に宿泊付きのアウトドアを楽しむことができるんです。家族や仲間といっしょに大自然の中で寝転んで、みんなで眺める夜空は最高ですよ！

STEP_03｜テントデビュー

キャンプの楽しみが分かってきたら、自分のテントで宿泊したくなりますよね。どんなテントを購入するかは予算などの条件と相談になりますが、利用する人数などを考慮して、無理なく無駄なく決定をしましょう。レンタルやフリーマーケット、リサイクルショップにネットオークションなどを活用するのも賢い方法ですね。そして、念願のテントを手にして予定を立てることになったら、注意をしないといけないことがひとつあります。それは設置や撤収の時間について。多くのキャンプ場のチェックインは15：00前後、チェックアウトは翌11：00前後のことが多くて、結構慌しいんです。具体的に言うと、チェックインをしてから、テントを設置して、晩御飯を準備して、食べて、片付けて、寝て、朝起きて、朝ごはんの準備をして、食べて、撤収…と、かなり慌しくなってしまうんですよね。ですから、可能であれば2泊3日くらいの日程で予定をするのがベストかと。「日常の生活を離れて、自然の中でゆったりとしたひとときを過ごす…」というキャンプの醍醐味をきっと満喫できますよ。

以上、簡単ではありましたが、実体験をもとにした初心者の方向けのアウトドア入門でした。しかし、アウトドアやキャンプの本当の面白さは「正解がない」ことなんですよね。ですから、ご説明した手段や方法は一例でしかありません。これらを参考にして、皆さんそれぞれの状況や条件にあわせてアレンジを加え、楽しいキャンプライフの第1歩を踏み出してみてくださいね。

それでは、岡山のキャンプ場の紹介をします。
料金やプランなど、詳しくは各施設のHPをご参考にしてください！

ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ

4つのキャンプサイトと、5つのテントスタイル(ツリーテントグランピングスタイル・ドームテントグランピングスタイル・ドームテントセルフスタイル・オートキャンプスタイル・フリーキャンプスタイル)が楽しめることで話題のキャンプ場。なかでも黄色くかわいいグランピングや、秘密基地で過ごすような気分が味わえるツリーテントが人気だ。「大山隠岐国立公園」の中に位置し、「日本の名水100選・塩釜冷泉」が敷地内で湧き出るなど、豊かな自然に恵まれている。手軽に、そしてちょっとリッチに、アウトドア体験を満喫してみては？

おかやまファーマーズ・マーケット　ノースヴィレッジ　Easy Gramping

岡山県の北東部「勝央町」にある農業公園、アスレチックやふれあい動物園、広い芝生広場などのほか、いろんな体験が楽しめる『おかやまファーマーズ・マーケット　ノースヴィレッジ』。常設アウトドアステイ施設「イージーグランピング」は、着替えなどの身の回りの物を持参するだけで気軽にアウトドア体験ができるので、初心者にはまさにぴったりだ。ウッドデッキサイト、ミニマムサイト、フラットグランドサイトの3種類があり、人数や用途など、キャンプスタイルによっての使い分けが可能だ。オプションでBBQなども用意してくれる。

ir.bisei 星空間オートキャンプ場

「美しい星の郷」として全国的に有名な美星町で、新しい地方創世の在り方を模索し、次の世代に美星を引き継ぐための方法をクリエイトしている「ir.bisei」がプロデュースするキャンプ場。数年前にメンバーを中心に手作りでリニューアルを施した施設からは、その名の通り美しい星空を眺めることができるはずだ。近隣には『美星天文台』や『星空公園』もあるので、あわせて利用をしての宿泊も楽しめそうだ。満天の星が広がる夜空を見上げながら、キャンプだからこそできる至福の時間を満喫したい。

北房もみじ公園キャンプ場

アウトドアフィールドとして高い魅力を誇る、真庭市の南部エリアにある「北房もみじ公園」。「みんなで作るキャンプエリア」をキャッチフレーズに、参加型の取り組みをおこなっている。ホタル、桜、紅葉、コスモス、キャンプ、鍾乳洞、サイクリング、音楽、ダム湖でのアクティビティなど、さまざまな北房の魅力とともにキャンプを楽しむことができるのが大きな魅力だ。運営するのは地元でアウトドア視点の活動をしている「北房アウトドアベース実行委員会」。北房エリアのことでも、キャンプのことでも気軽に相談できるので、初めての人でも安心だ。申し込みはこちらのサイトから。
「なっぷ」　https://www.nap-camp.com/okayama/14106/

西山高原キャンプ場

豊かな自然に囲まれた、魅力たっぷりの西山高原にあるキャンプ場。春の新緑、夏の星空、秋の紅葉、冬の景色、そして見事な雲海まで、四季折々の自然の表情を見ることができるのが大きな魅力だ。吉備高原の西と広島県との県境に位置し、標高は450メートル。備中湖の湖畔を大パノラマで眺めることができるなどロケーションも抜群！　施設内には、青少年自然ふれあい交流館やミニシャクナゲ園もあるのであわせて楽しみたい。大自然の懐に抱かれて思いっきり深呼吸。アウトドアならではの楽しみを満喫しよう。

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