岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
「新居浜ひかり物語 青いライオン」
自由奔放な色彩で観るものを圧倒する画家、石村嘉成。動物画で注目を集める自閉症のアーティストと家族の絆を描いた感動の作品。
RSK山陽放送開局70周年記念作品として製作された本作は、「自閉症」「療育」といった難しいテーマに真正面から向き合った、とても意義のある作品。
また、ご本人が今まさに活躍中のアーティストであり、それをドラマ映画化することは困難を極めた。
製作では実話に基づき真実の物語を紡ぐことに紆余曲折の苦労はあったが、その強い思いが見事に結実した感動の映画となっている。
本作は厳格な自閉症療育を受けて才能を伸ばした嘉成さんと母の愛を描くドラマパートと、嘉成さんの現在を追うドキュメンタリーパートで構成。
ドキュメンタリーパートでは、今は亡き母に導かれるように動物の絵を描き続ける嘉成さんが、キャンバスの中の動物たちに命を吹き込んでいく姿を映しだし、ドラマパートでは家族の愛情の物語が描かれる。
RSK山陽放送でドキュメンタリー番組の取材を通じて嘉成さんと出会った担当ディレクターの三好聡浩と若手ディレクターの平松咲季が監督を務めた。
劇場で思いっきり涙して、「知識ある愛」を学んでもらいたい。
本作を今は亡き有希子さんに捧げる。
<公開情報>
「レッド・ワン」
何者かに誘拐されたサンタクロースを救うため、心優しいマッチョなサンタ護衛隊長と、サンタの存在を信じない賞金稼ぎが手を組み、世界をまたにかけて奮闘する姿を描くアクション・アドベンチャーコメディ。
今までにないクリスマス映画が誕生!
そもそもサンタクロースの設定が面白い。太って白いお髭をたくわえ、よい子に幸せを運ぶおじいさんのサンタのイマージとは違って、鍛え上げられたスーパー・エージェントのサンタは超カッコいい!
このクールで笑える作品を作ったのは、「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」「ジュマンジ ネクスト・レベル」で世界的ヒットを放ったドウェイン・ジョンソンとジェイク・カスダン監督による再タッグコンビ。
主人公のサンタ護衛隊長(笑)カラム役を「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン、凄腕追跡者ジャック役を「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エヴァンスが担当。
そして「レッド・ワン」ことサンタクロース役は「セッション」のJ・K・シモンズが演じる。そのほか「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのルーシー・リューらが共演と、超豪華キャストにも注目を!
一足早いクリスマス映画でクリスマス気分を味わうのもよいが、やはり本作の魅力は超一流のアクション・アドベンチャーにある。
劇場で、笑ってスカッとしたい方におススメ!!
<公開情報>
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