岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
「帰ってきた あぶない刑事」
1986年のテレビ放送以来、ドラマに加え、劇場版7作品が製作されてきた、舘ひろし&柴田恭兵主演の人気シリーズ8年ぶりの劇場作品。
テレビでも映画でも大ヒットして大旋風を起こした“あぶデカ”は38年経った今もなお愛される伝説の刑事ドラマ。
ヨコハマを舞台に活躍する、日本一ダンディな刑事“タカ”と日本一セクシーな刑事“ユージ”の最強バディは、これ以前の刑事ドラマの概念をぶっ壊し、クールと爆笑の掛け合いとハードなアクションで全世代を魅了した。
真っ黒のサングラスとバッチリキメたスーツのファッションは、あぶデカのトレードマークとなっていて、真似した人たちもたくさんいるだろう。
さらにスタントを使わない、CGを使わないド派手なアクションが人気を博し、社会現象となった。
今作は土屋太鳳が彩夏役を務め、劉飛龍役を岸谷五朗、そのパートナーであるステラ・リー役を吉瀬美智子がそれぞれ演じた。そのほか西野七瀬、早乙女太一らが顔をそろえる。
もちろん浅野温子、仲村トオルらシリーズおなじみのメンバーも登場。変わらない掛け合いを見せてくれるところがたまらない!
どんなに年月が経っても、そのカッコよさと“あぶなさ”は変わらない伝説の2人の活躍を是非、劇場で!
<公開情報>
「マッドマックス:フュリオサ」
2015年に公開され、日本でも熱狂的なファンを生んだジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。同作に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語を描く。
1979年に製作された「マッドマックス」は監督のジョージ・ミラーと主演のメル・ギブソンを一気にスターダムへと押し上げた。
荒廃した近未来の設定や暴力が支配する世の中、砂漠と化した世界で爆走する改造車の数々など、これに影響された作品が後に、次々に生み出された。
伝説作品となった「マッドマックス」が36年の時を経て2015年に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」として蘇り現代でも大ヒットしている。
むしろパワーアップして狂気の世界観を描くことができるジョージ・ミラー監督の才能には驚かされる。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが演じ、強烈な存在感とカリスマ性で人気を博した女戦士フュリオサの若かりし頃の戦いを描く本作では、フュリオサ役を「クイーンズ・ギャンビット」「ラストナイト・イン・ソーホー」などで人気のアニャ・テイラー=ジョイが新たに演じる。
またディメンタス将軍役で「アベンジャーズ」「タイラー・レイク」シリーズのクリス・ヘムズワースが共演。第1作の「マッドマックス」から「マッドマックス 怒りのデス・ロード」まで一貫してメガホンをとっている、シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが、今作でも監督・脚本を務めていることもスゴイ。
本題とは脱線するが、ジョージ・ミラー監督は、カワイイ子豚の「ベイブ」やペンギンのアニメの「ハッピー・フィート」などファミリー作品でもヒットを飛ばしている!
監督の頭の中はどうなっているのだろう?(笑)
ぶっ放すショットガン!爆走する車のタイヤに叩き落す!激突する改造車!
特大スケールと爆音で繰り広げられる「マッドマックス」シリーズは、絶対に劇場の大スクリーンで見るべきだ!!
<公開情報>
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