岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
「ゴジラ-1.0」
「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目となる本作。今回は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ「永遠の0」「寄生獣」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーの山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけるということで話題騒然。
あの衝撃的で社会現象を起こした大ヒット作「シン・ゴジラ」の後に、新たに作られる「ゴジラ」には、いやがうえにも注目が集まる。
名乗りを上げたのは、VFXの名手で大ヒットメーカーの山崎貴監督。
もうワクワクがとまらない!
もちろん物語の詳細はまだまだ謎だが、生誕70周年の記念作品ということで、70年前の第一作に強い思いを感じる設定で、時代は戦後の日本。
今回は最新の技術や兵器で対抗する展開にはなりそうにない。
日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」は、そもそも人類の脅威であり、警鐘であり、戒めなのである。
ゴリラとクジラを合わせて「ゴジラ」というネーミングが付けられたとか、水爆実験により太古の怪獣が目覚めたとか、口から放射能を吐くとか、様々な設定を背負ってきた世界的なダークヒーローを改めて今、描くことは大きな覚悟がいることだ。
毎回、注目される「ゴジラ」のデザインも背びれの鋭さや岩のように固そうな皮膚が印象的でファンを興奮させている。
出演は戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を神木隆之介、焼け野原の戦後日本をひとり強く生きるなかで敷島と出会う大石典子を浜辺美波が務め、NHK連続テレビ小説「らんまん」でも夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演。
そのほか山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介と実力派豪華キャストが共演。
タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。
このタイトルの意味するところを考えつつ、最高の映像で描かれる令和の「ゴジラ」を見逃してはいけない!
あの雄叫びはバイオリンの逆再生なのか?(笑)
オールドファンにもたまらない。
「ゴジラ」の原点が観られる日本の誇りが公開される!!
<公開情報>
「アントニオ猪木をさがして」
プロレスラー、実業家、政治家として伝説的なエピソードを持ち、2022年10月に79歳でこの世を去ったアントニオ猪木のドキュメンタリー映画。
2022年10月1日。ひとりの国民的スーパースターがこの世を去った。
アントニオ猪木――。
プロレスラーの枠にとどまらない、希代のエンターテイナーであった彼の名は、世代の枠を超え、誰しもの耳に轟いていたに違いない。
「バカヤロー!」「馬鹿になれ!」「元気があれば何でもできる」。
猪木が放った名言の数々に叱咤され、勇気を貰った人々も多いのではないだろうか?
あの日から1年、猪木が波乱万丈の人生を通じて伝えたかったメッセージを「さがす」ための 1本のドキュメンタリーフィルムが誕生した。
猪木から多大な影響を受けたプロレスラーや各界の著名人たちが、猪木の偉大な足跡を辿る旅に出るドキュメンタリーパートをメインに、猪木から力をもらった名もなき市井の男の半生をも情感豊かにドラマとして描き出す。
さらに、主題歌とナレーションを担当するのは、プロレスファンであり、猪木をリスペクトするアーティストの福山雅治。
猪木の入場テーマ曲「炎のファイター」を新たにプロデュースし、映画に令和の‘闘魂’を注入する。
アントニオ猪木の、がむしゃらに生きる姿。
アントニオ猪木の生き様は、今を生きる我々に必要なのだ。
<公開情報>
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