岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
『夜明けまでバス停で』
「痛くない死に方」「禅 ZEN」などの高橋伴明監督が板谷由夏を主演に迎え、バス停で寝泊まりするホームレスにならざるを得なかった女性を主人公に、社会的孤立を描いたドラマ。
2020年冬。幡ヶ谷のバス停で寝泊まりする、あるひとりのホームレスの女性が、突然襲われてしまう悲劇があった。
非正規雇用や自身の就労年齢により、いつ自分に仕事がなくなるか分からない中、コロナ禍によって更に不安定な就労状況。そして自らが置かれている危機的状況にもかかわらず、人間の「自尊心」がゆえに生じてしまう、助けを求められない人々。
本作は、もしかしたら明日、誰しもが置かれるかもしれない「社会的孤立」を描く問題作。
名匠・高橋伴明監督の、「今、これを世の中に発信しなければ」という想いに、日本映画が誇るスタッフとキャストが集結。
主題歌には、全世界配信 Netflix アニメ『BASTARD?-暗黒の破壊神-』エンディングテーマにも起用され話題の、Tielleの新曲「CRY」が決定した。
<公開情報>
アムステルダム
「アメリカン・ハッスル」「世界にひとつのプレイブック」のデヴィッド・O・ラッセル監督が、ある巨大な陰謀に巻き込まれた3人の男女の行く末を、史実とフィクションを巧みに交えて描いたクライム・ストーリー。
本作は、世界の歴史を変えた衝撃的な陰謀の裏側を描いた、ありえないけど“ほぼ実話”というところがミソ(笑)。
注目は「本年度アカデミー賞有力候補!」と言われる デヴィッド・O・ラッセル監督が集めた超豪華キャスト。
「アメリカン・ハッスル」のクリスチャン・ベール、「スキャンダル」のマーゴット・ロビー、「TENET テネット」のジョン・デヴィッド・ワシントンが、物語の中心となる3人を演じる。
共演にも「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレック、「アイリッシュマン」のロバート・デ・ニーロをはじめ、クリス・ロック、マイク・マイヤーズ、テイラー・スウィフトら豪華キャストが多数集結している。