岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
鳥山明による大ヒット漫画「ドラゴンボール」シリーズを原作とする劇場版アニメ。2015~18年に放送されたテレビシリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」の映画化第2弾。
2018年公開の前作「ドラゴンボール超 ブロリー」は、全世界興行収入135億円のメガヒットを記録している。
今作でも鳥山明が自ら脚本やキャラクターデザインを担当。
原作者・鳥山明の渾身の一作となる本作は、孫悟飯とピッコロにフォーカスを当て、師弟コンビが生み出す新たな力が注目される。
そして原作ファンにはたまらない“世界最悪の軍隊「レッドリボン軍」”の復活!
自ら“スーパーヒーロー”と名乗る“ガンマ1号と2号”が、いかにも鳥山ワールドの世界観を示す秀逸なデザインとなっているのも素晴らしい。その声を、神谷浩史と宮野真守という人気声優がそれぞれ担当しているのも豪華。
前作でも最高密度の映像クオリティで展開したバトルアクションは、もはや“見えない”と言っても過言ではないほどの大迫力 (笑) !!
このシリーズは映画館の大画面で見るべき。
<公開情報>
峠 最後のサムライ
累計発行部数398万部超の大ベストセラーとして、今なお読まれ続けている司馬遼太郎の名著「峠」が映画化。
敵軍5万人に、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”河井継之助の偉業をドラマ化した本作。
越後長岡藩の家老・河井継之助は、江戸をはじめとする諸国への遊学で世界を見据えるグローバルな視野を培い、領民のための斬新な藩政改革を次々と実行している。
また、戦争を回避しようと、近代兵器を備えてスイスのような武装中立を目指したが、平和への願いもむなしく、長岡藩もまた戦火に呑み込まれていく―。
世界的視野とリーダーシップで坂本龍馬と並び称され、敵対していた西郷隆盛や勝海舟さえもその死を惜しんだといわれる、知られざる英雄・河井継之助。
「最後のサムライ」として正義を貫くその姿は、今に生きる私たちに何を語るのだろうか。