岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』
元天才外科医で最強の魔術師ドクター・ストレンジの活躍を描く。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「ドクター・ストレンジ」シリーズ第2作。
2016年に公開されたシリーズ第1作以降も、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(18)、「アベンジャーズ エンドゲーム」(19)、そして「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」(21)など一連のMCU作品で活躍してきたドクター・ストレンジ。
様々なマーベル作品とつながっているストレンジなので、本作に他のヒーローたちがどう関わってくるのか?ファンはたまらない!
禁断の呪文によって時空を歪ませてしまうという、かつてない危機を描く本作は、今後のシリーズに大きな影響を与えることは間違いない。
「スパイダーマン」3部作(02、04、07)を大ヒットさせたサム・ライミが監督を務め、万全の態勢で贈る“ファンタジック・アクション”。
さらに複雑になるマーベル・ワールドを映画館でじっくり楽しもう!
<公開情報>
死刑にいたる病
ミステリー作家・櫛木理宇の最高傑作と謳われる同名小説を、『孤狼の血』『凶悪』の白石和彌監督が映画化。
24人の殺害容疑で死刑判決を受けている連続殺人鬼の設定も怖いが、一方で周囲の人々を魅了し信頼を得ていた二面性も恐ろしい。
そして、最後の犯行だけは冤罪だと主張する展開も素晴らしく、物語に引き込んでゆく力がすごい!
この恐るべきサイコサスペンスを映像化するのは、「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌監督。そして、稀代の連続殺人鬼役は阿部サダヲが見事に演じている。
映画史に残る、驚愕のラストにトリハダを立ててもらいたい。