岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
私はいったい、何と闘っているのか
俳優や作家としても活動する芸人・つぶやきシローによる小説を映画化。
日常にある、甘えも嫉妬も憤りも悔しさもすべてを強がりのオブラートに包み込み、日々脳内で戦うこの中年サラリーマンに多くの人が共感すること間違いなし!
自分も“いったい何と闘っているのだろう”ときっと思ってしまう。
主演を務めるのはドラマや映画、舞台と様々な分野でひっぱりダコの個性派俳優・安田顕。
また、シリアスなものからコメディまで見事に演じ分ける実力派女優・小池栄子、若くしてMCから女優まで幅広い活躍を見せるマルチタレントの岡田結実、昨今のバラエティには欠かせない存在となったファーストサマーウイカなどなど、魅力あふれるキャスティングだ。
監督は『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の李闘士男。
何だか自分もカツカレーを全力で食べたくなる映画(笑)。
<公開情報>
かそけきサンカヨウ
『愛がなんだ』などの今泉力哉監督が、人気作家・窪美澄の短編小説『かそけきサンカヨウ』を基に映画化した人間ドラマ。
父の再婚による新たな家族との生活に戸惑い、複雑な環境のせいで早く大人にならざるをえなかった少女の成長を描く本作は、ささやかだが変化していく感情の動きを見事に描いた秀作。
陽役をドラマ「ドラゴン桜」などで注目され、今泉監督の「パンとバスと2度目のハツコイ」「mellow」にも出演した志田彩良、その父親役を井浦新が演じるほか、鈴鹿央士、石田ひかり、菊池亜希子らが顔をそろえる。
<公開情報>
ダーク・アンド・ウィケッド
父の最期を看取るため田舎の農場に帰郷した姉弟を襲う怪異を描き、シッチェス・カタロニア国際映画祭2020で最優秀女優賞と撮影賞を受賞したホラー。
本作の監督を務めたのはブライアン・ベルティノ。
山奥の一軒家でカップルを襲う恐怖の一夜を描いた2008年の『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』で圧倒的高評価を受け、その後も一貫して恐怖表現を追求し続けてきた今後のホラー映画界を担う才能のひとりだ。
さらに、主演を務めたのはアカデミー賞®作品賞候補に挙がった『アイリッシュマン』『最後の追跡』で存在感を示した気鋭の女優マリン・アイルランドと、A24が手掛けた『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の主役に抜擢されたマイケル・アボット・Jr。
果たして、田舎の農場を襲う“邪悪なもの”とは…。
見事なストーリーテリングと巧みな演出により、観るものに深い絶望と、背筋も凍る恐怖を与える本作は、ホラー映画の傑作。
怖いのがお好きな方だけどうぞ!!
<公開情報>
仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ
仮面ライダー生誕50周年記念作品「仮面ライダーリバイス」を中心に、半世紀にも及ぶ仮面ライダー史を揺るがす、いままでのすべてを超越(BEYOND)した、予測不能な物語が誕生。
父2021年に生誕50周年を迎えた仮面ライダーシリーズが、50年後の100周年を目指し、新たに進化していく礎となる作品。
ライダー1号の誕生から100年後の2071年からやって来た、謎の仮面ライダーセンチュリー!! 彼の正体は、一体何者なのか!?
そして2021年にやってきた本当の目的とは!? ライダー100年の壮大な物語は必見!!