岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
いのちの停車場
作家としても活躍する現役医師・南杏子の同名小説を「八日目の蝉」の成島出監督が映画化し、吉永小百合が自身初となる医師役に挑んだ“いのち”を考えるヒューマンドラマ。
今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死・安楽死などの医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族を描く本作。
実際に都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家として「サイレント・ブレス」「ディア・ペイシェント」を世に送り出した南杏子の同名作を映画化したものだ。
主人公の在宅医療を行う医師・咲和子を演じるのは、日本を代表する女優である吉永小百合。吉永を支える共演陣として、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行をはじめ石田ゆり子、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、泉谷しげるら豪華キャストが出演。
監督は「八日目の蝉」「ソロモンの偽証 」どの成島出。脚本は岡山出身のヒットメーカー、平松恵美子。
“いのち”を考える本作は、間違いなく「いま観るべき映画」だ!!!
<公開情報>
しあわせのマスカット
岡山のフルーツ和菓子に魅了された女性の奮闘を描く人間成長ドラマ。主演は、第8回「東宝シンデレラ」グランプリを受賞した福本莉子。本作が映画単独初主演となる。
フルーツ王国と呼ばれる岡山県を舞台に、国内No.1のシェア9割を生産している高級果物でぶどうの女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を使った果物和菓子がひとの心と心をつなぐ物語。
実在の和菓子メーカーで撮影され、大ヒット和菓子の誕生秘話をテーマに、それに魅了された高校生が、2018年7月に起きた西日本豪雨による未曾有の大水害を体験しながらも、自分の夢を叶えようと奮闘する感動のドラマ。
岡山発の“しあわせ”映画が完成!! 誇らしい!!
<公開情報>
地獄の花園
最強の座を懸け、OLたちが拳による熾烈(しれつ)な争いを繰り広げる“ぶっ飛びコメディー”!!!
真面目に働き、日本の経済を支える日本のOLたち。花園のようにも見える華やかな彼女たちの職場では、実は裏で拳による抗争を繰り広げられていた…。
そんな壮大なストーリーをオリジナル脚本で手がけたのは、芸人としては勿論、ドラマや映画の脚本でも活躍する鬼才・バカリズム。
主人公・直子役を永野、蘭役を広瀬アリスが、悪魔OLを菜々緒、狂犬OLを川栄李奈、大怪獣OLを大島美幸(森三中)、地上最強OLを小池栄子、魔王OLを遠藤憲一…。遠藤憲一!?? が、OL!?(笑)
監督は、Perfume、サカナクション、星野源のMVを手がける関和亮。
<公開情報>
シドニアの騎士 あいつむぐほし
弐瓶勉の人気SFコミックを最先端のセルルックCGでアニメ化し、2014年にテレビシリーズ第1期、15年に第2期が放送された「シドニアの騎士」の完全新作劇場版。
謎の敵「ガウナ」と人類との激闘を描いたテレビシリーズから10年後を舞台に、原作者の弐瓶が総監修を務めたストーリーが展開。
原作コミックとは異なる新たな内容が多数盛り込まれる。ボイスキャストには逢坂良太や洲崎綾らアニメシリーズの声優陣が続投。
テレビ第1期で副監督、第2期では監督を務めた瀬下寛之が総監督を担うほか、テレビシリーズのメインスタッフ&キャストが再結集。