岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
妖精と人間が共存する世界を舞台に、猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)が旅をしながら人間社会を理解していく姿を描いた中国製の劇場アニメ。
『羅小黒戦記』は、中国で2011年から配信がスタートしたWEBアニメシリーズ。2019年に劇場版として本作が製作されると大ヒットを記録。日本でも同年、字幕版が小規模公開され、映画ファンやアニメファンの間の口コミで評判が広がった。これを受けて2020年11月にはアニプレックスが共同配給につき、花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏という人気声優陣による日本語吹き替え版『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が全国公開されることとなった。
<公開情報>
Away
ラトビアの新進クリエイター、ギンツ・ジルバロディスがひとりで監督・製作・編集・音楽などを担当し、3年半の歳月をかけて完成させた長編アニメーション。
本作は全編にわたりセリフは一切なく、絶望から不安、孤独、そして希望をめぐる哲学的なメタファーに満ちた冒険の旅を、美しい映像でつづっていく異色アニメーション作品。
世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際映画祭では、革新性ある長編作品を対象としたコントルシャン賞を受賞。また日本の新千歳空港国際アニメーション映画祭でも審査員特別賞を受賞するなど、各国で高い評価を獲得している。
さまざまな土地をオートバイで駆け抜ける“無言のロードムービー”は、今までにない感性を感じさせるものとなっている。
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魔女見習いをさがして
1999年からテレビ放送され人気を博した魔法少女アニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの20周年を記念し、3人の新たなヒロインが織り成す大人のための魔法の物語を描いた劇場版アニメ。
1999年よりテレビ朝日系列で放送された、TVアニメ『おジャ魔女どれみ』。 当初は1年間放送の予定だったが、回を重ねるごとに人気は増し、最終的に2003年まで全4シリーズ、計4年間という長期放送となった!当時、子ども向けの魔法少女アニメとしての面白さは勿論のこと、自分自身や友人の身近な問題や悩みを、魔法だけではなく友人の力も借りて解決するべく前向きに進むどれみ達の姿といった人間ドラマが、子どもだけではなく大人の心も掴んでいた。そしてこの度、いまだに絶大な人気を誇っている『おじ魔女どれみ』の完全新作映画の製作が決定! 『おジャ魔女どれみ』を観ていた世代の新進気鋭のクリエイターが集結して描くのは、大人だからこそ観たい新たな“魔法”の物語!
3人のヒロインの声を、森川葵、松井玲奈、百田夏菜子が担当する。
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クローゼット
姿を消した娘を捜すため、父と謎の男が空前の怪異に立ち向かいならが奔走するミステリー。
主人公のサンウォン役を演じるのは、『チェイサー』『哀しき獣』のハ・ジョンウ。謎の男ギョンフン役を『殺人者の記憶法』『感染家族』のキム・ナムギルが演じる。超こわいホラーでありながら家族愛でホロりもある。壮絶な霊媒師のバトルや世界観も非日常で素晴らしいが、なにより、どこの家にもあるクローゼットが恐くて開けられなくなるところが、身近で恐ろしい!!
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ネクスト・ドリーム / ふたりで叶える夢
ハリウッドの音楽業界を舞台に、頂点を極めながらも現状に悩むスター歌手とそのアシスタントが、同じ夢に向かって突き進んでいくサクセスストーリー。
業界での成功を夢見るアシスタントを『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』『サスペリア』などのダコタ・ジョンソン、伝説の歌姫をダイアナ・ロスの娘であるトレイシー・エリス・ロスが演じ、『WAVES/ウェイブス』などのケルビン・ハリソン・Jr、俳優としても活動しているミュージシャンのアイス・キューブらが共演。ハリウッドの音楽業界を舞台に人とのつながりや絆の大切さを描く人間ドラマ。