井原線沿線・途中下車の旅に出かけよう! 今回のテーマは?
1999年(平成11年)1月11日の開業以来、地元の人の日常的な生活路線・交通手段としてはもちろん、県内外からの観光客からも愛されている井原鉄道。
井原線は、総社市の総社駅から清音を経て、倉敷市真備町、矢掛町、井原市などを通過し、広島県福山市の神辺に至る、総延長41.7kmの路線で、駅数は15駅。岡山県西部エリアと広島県備後エリアをカバーしていて、沿線には魅力的なスポットが盛りだくさんです!
ファミリーや友だちと一緒に出かけるのはもちろん、女性ひとりのぶらり旅が楽しめるのがこのエリアのいいところで、41.7kmのエリアのなかに、あなたの興味をひきつける魅惑的なスポットが、きっとギュッと詰まっています。
好みに合わせて組合せて、1日で数カ所巡れます。思いついたら行ける気軽さがいいですね。
今回は3本の記事をシリーズにして、井原線沿線の魅力をお届けします。「体験」「フォトジェニック」「グルメ」と、テーマ別でご紹介をするので、各回ごとに違った表情を見ることができるはず。
「県内に住んでいるけど、実はまだ乗ったことがない」という人は特に必見! これを読んで実際に足をはこんでみれば、あなたの知らない情報やお店、スポットがきっと見つかるはず。未だ知らざる井原線沿線の魅力を探しに出かけよう!
今回は第3回。締めくくりは「井原線沿線のグルメスポット」をご紹介します。
井原線沿線「グルメスポット」
総社市民の心を満たす地元民熱愛グルメ。どこか懐かしい洋食の味わい!
《総社市・洋食の店 ブーン》
総社市役所の向かいに店を構えて約40年。親子3代で訪れる客も多い名店が『洋食の店 ブーン』です。店を切り盛りする杉野さん親子は、いずれも神戸の名店で修行をされた経験を持つ実力派。常連客には好みに応じた対応をするなど、細かい気配りが老舗ならではです。
おすすめはなんと言っても「Aランチ」。肉厚でジューシーなチキンカツと秘伝のタレで味付けした豚ロース焼肉がひと皿にドーンと! 揚げ物と焼き物を同時に、しかもリーズナブルに味わえるとあって、近隣の学生や会社員などから、絶大な人気を集めています。
伝統の洋菓子に地元産フルーツをプラス。愛され店のこだわりの味わい!
《倉敷市・ウォールウォーレン》
2018年に日本を襲った西日本豪雨の被害を受け、お店を閉められていた真備町の『ウォールウォーレン』。お客さんやパティシエ仲間などの支えによって、その年のクリスマス前に営業を再開されました。地元をはじめ、多くのファンの皆さんがその知らせに喜びました。
絵本の世界のような可愛い外観のお店では、こだわりの洋菓子が作られています。コクがあるのに軽い口当たりのシュークリームや、種類豊富なロールケーキ、王道の「苺のパイ」など。また、ギフト用には、ウォールウォーレンオリジナルの粒あん&白桃あんの「真備焼き」がイチオシです!
「石挽カカオ」専門店ならではの、奥深い魅力と味わい!
《矢掛町・issai》
矢掛町にある、珍しい「石挽きカカオ」の専門店です。矢掛町産の「白色花崗岩」を使った「Chocolat Mill(チョコレート専用石臼)」を、広島大学などと共同開発したのをきっかけにカカオの美味しさと出合い、このお店をオープンしたそうです。
お店では豆の状態から一貫生産していて、世界各国選りすぐりのプレミアムカカオを丁寧に選別。その後、皮や胚芽を取り除き、それを工房で長時間かけて磨砕・精錬、石臼で挽いて「ピュアチョコレート」を仕上げるそう。「カカオニブ」や「カカオティー」も人気です。
パンマニアからも高い人気を誇る「あんバター」の味わい!
《井原市・mon-chou》
井原市役所からすぐそばにあるパン屋さん。パリの街角のブティックのようなオシャレな空間で、インテリアに囲まれておいしそうなパンがずらりとそろいます。ハード系や菓子系、総菜系などのパンが常時約50種類並んでいて、地元の人を中心に人気を集めています。
添加物や保存料は使われておらず、生地が自然でほんのりした甘みになるという「白神こだま酵母」を使用。その分トッピングや具材は甘さ控えめにしているそうです。「あんバター」205円は、白い「ハイジパン」に十勝産のつぶあんとよつ葉バターをサンドした逸品です。
カラダもココロも幸せに。おいしい時間をゆっくり楽しめるスローなカフェ。
《福山市・SLOWHAND CAFÉ》
国道486号線沿いにあるくつろぎのカフェ。入り口と看板の牛が目印です。ドリンクとミニデザート付きでボリューム満点のランチをはじめ、パフェやドイツ風パンケーキのダッチベイビーなど、スイーツメニューも豊富でカフェタイムも充実しています!
ディナータイムも評判で、シェアできるセットや単品も。イチオシのハンバーグは国産ひき肉と生パン粉を使って丁寧に手作り。ふんわりと焼き上げられ美味しさが口いっぱいに広がります。ソファー席もあるので、子どもから大人までゆったりとくつろげます。
井原線沿線をもっと楽しもう!
今回は「グルメ」をテーマにした5スポットをご紹介しました。いかがでしたか?
このシリーズは3本立てで展開しています。このほか「体験」「フォトジェニック」をテーマにした記事をご紹介していますので、合わせてお楽しみください。
おいしいグルメのお店を巡るのはもちろん、体験スポットや、SNS映えをする場所と組合わせてみるのも楽しいですね。
総延長41.7kmの路線区間にお楽しみスポットがギュッと詰まった井原線沿線。列車での旅を楽しんでくださいね!