江戸時代に大規模な干拓事業が行われるまで遠浅の海に浮かぶ小さな島だった倉敷市玉島地区は、倉敷市の一部でありながら独自の歴史文化が息づくユニークな街。かつて商港として栄えた港周辺に広がる街並みには、江戸から明治、大正時代にかけて創業したみそしょうゆ店や造り酒屋が今も営まれていて、大正レトロな洋風建築も随所に点在。のんびりと街並み散策を楽しめば、まるで懐かしの映画の中に飛びこんだかのようなノスタルジックな気分が味わえちゃう!
もちろん、そんな歴史情緒あふれるエリアの中や近くには、今をときめくスウィーツスポットやおしゃれなイタリアンレストランがあって、食いしん坊な乙女の期待も裏切りません!
今回はそんな新旧の魅力あふれる玉島地区を中心に、お気に入りの愛車と一緒にめぐってきたよ!
自家製生パスタが自慢のカジュアルイタリアン。
Incontro(インコントロ)
今夏オープン15年を迎える玉島の人気イタリアン。フレンチの修業経験もあるシェフが一から手作りするメニューは「繊細で彩り美しく、そしておいしい」と評判で、ランチタイムは早々に満席になることも。その時々で替わるメインにスープやサラダ、自家製パンが付くボリューム満点のランチが1000円台で楽しめ、なかでも自慢の自家製手打ち生パスタランチ1580円は絶品(昼は一日5食限定)。夜は3000円~のコースも。
Information
Incontro(インコントロ)
- 住所
- 倉敷市新倉敷駅前5ー211-2
- 電話番号
- 086-525-1399
- 営業時間
- 11:30~14:30(OS14:00)/17:30~22:00(OS21:30)
- 休み
- 月曜(祝日の場合は翌日)、第2火曜
- 席数
- 32席
- 駐車場
- 11台
- HP
- https://inkphy.com/user/incontro1608
茶の湯文化が息づく街で粋なもてなしに触れる。
器楽堂老舗(きらくどうろうほ)
江戸時代末期、備中松山藩のおひざ元・高梁で創業し、かつて約400の茶室が軒を連ねた玉島地区で今も茶の湯文化を伝え続ける茶道具の老舗。京都から取り寄せる抹茶・煎茶や茶器、掛け軸、お香などを取り扱うほか、店内の茶室「五雲亭」では、毎月、茶会やお香を楽しむ聞香の会を開催。イベント時以外もタイミングが合えば茶室でのもてなしを受けられることもあるので、まずは気軽に足を運んでみて。
Information
器楽堂老舗(きらくどうろうほ)
- 住所
- 倉敷市玉島中央町1-17-5
- 電話番号
- 086-522-2309
- 営業時間
- 9:00~18:30
- 休み
- 月曜
- 駐車場
- なし
- HP
- http://kirakudourouho.tblog.jp/
からす天狗が見守る神社で恋愛成就を祈願。
羽黒神社(はぐろじんじゃ)
1658年、備中松山藩主・水谷勝隆公が干拓事業の安全と成功を祈願して出羽の羽黒神社(山形県)を勧請し建立した、玉島地区発展のシンボル的存在。本殿や、からす天狗の屋根瓦がふかれた拝殿は19世紀半ばに再建されたもので、2018年には日本遺産の構成文化財に認定された。2014年にはからす天狗を模したゆるキャラ「はぐろん」が誕生したほか、境内の松は縁結びにご利益のある「むすびの松」として人気を集めている。
Information
羽黒神社(はぐろじんじゃ)
- 住所
- 倉敷市玉島中央町1-12-1
- 電話番号
- 086-522-2695
- 駐車場
- 15台
- HP
- https://hagurojinja.jimdo.com/
リゾート気分を味わいつつ絶品パンケーキに舌鼓。
割烹バル 京ひろ
1980年に創業した日本料理店のもてなしの心を残しつつ、川辺の美食スポットへと変ぼうを遂げた割烹バル。なかでも今スウィーツ女子に絶大な人気を誇るのが地元産のキビ粉を練りこんだ「京ひろ桃太郎パンケーキ」1050円~。表面はサクッ、中はふわふわ、かむとキビ粉のプチプチ食感! 直径約13cm、厚さ約3cmのボリュームながら甘さ控えめで、ふわっと軽い口当たりなので、ランチ後のデザートにもおすすめ。
Information
割烹バル 京ひろ
- 住所
- 倉敷市玉島1631-1
- 電話番号
- 086-526-3778
- 営業時間
- 11:30~22:00(OS21:30) ※14:00~17:00は要予約
- 休み
- 月曜(祝日の場合は翌日)
- 席数
- 76席
- 駐車場
- 8台
- HP
- https://京ひろ.com/