日照時間が短く、大気が澄みわたる冬は一年でもっとも星空が美しい季節。中でも、ここ井原市は沖縄県石垣島、長野県南牧村とともに美しい星空が見える「日本三選星名所」のひとつ美星町を擁する、国内屈指の観望エリア。標高420mの吉備高原の高台には中国地方最大規模の公開天文台『美星天文台』も整備され、冬のドライブ旅にぴったりなんです。そんな井原市エリアには、星以外にも魅力がいっぱい。古くから国産デニム生産のメッカでもあり、旧式シャトル織機から生み出される生地の独特の風合いに世界も大注目。またブドウ産地としても有名なほか、「明治ごんぼう」や「美星豚」など極上食材も勢ぞろい。今回はそんな井原市エリアの天地に輝く伝説・絶品・美食を巡る旅にご案内します！

世界に誇る「井原デニム」を見て、触れて、体験！

IBARA DENIM SQUARE GARDEN

「デニムストリート」新町商店街の新たなランドマークとして今春オープンした複合施設。インディゴ染めニットで注目を集める『ID＆i』や本格エスプレッソが味わえる『AIIRO COFFEE STAND』ほか、デニムクリエイターの小野華子さんが店主を務める『おのはなこ商店』では、デニム生地を使ったワークショップ（2日前までに要予約、一部は予約なしでも可）も開催。ミシン初心者にもていねいに指導してくれるので、気軽に参加して。

星降る伝説の地で「星の郷」の神秘に触れる。

星尾神社

約800年前、夜空から流れ星が降ってきた。そんなロマンチックな「星尾降神伝説」が残る、別名「星の宮」。降星地を示す石灯篭の西手に建立された社殿は珍しい北向き。これは強大な神様の影響が遠く離れた笠岡沖にも及ぶために「魚が獲れない」という漁師らの請願を受けて建て替えられたためだそう。毎年8月の「七夕祈願祭」には「天に願いを届けてくれる神社」として全国各地から願いを託した短冊が届けられる。

食べれば心もふんわり和む自然由来のやさしいパン。

mon-chou

青く塗られた目をひく外観が目印。フレンチルックな店内には、焼きあがったものから次々にパンが並ぶ。約50種類あるパンは、定番からオリジナルまで多彩にそろうが、どれもかむほどにほんのりやさしい甘みが感じられるのは、秋田県白神山地由来の「白神こだま酵母」を使っているから。トレハロースを豊富に含む、国産小麦「はるゆたかブレンド」との相乗効果で添加物を加えなくても、ふんわりかつもっちりと仕上がるのだそう。

150余年の趣き漂う旧酒蔵で和洋折衷ランチに舌鼓。

Café Restaurant くらら

白壁や木製門扉、古い酒樽でリノベートした土壁など、造り酒屋時代の面影が随所に漂うカフェ&レストラン。フレンチ出身のシェフが腕を振るうのは美星町産の野菜を取り入れた和洋折衷の創作料理で、添加物を使わずソースやドレッシングもいちから手づくり。週替わりでメインが変わる「気まぐれランチ」935円のほか、カフェタイムには見た目も華やかな自家製のスウィーツが味わえる。

モデルコース＆MAP

【モデルコース】

【MAP】

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