岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
未来のミライ
全世界待望の細田守監督最新作! 小さな庭から時をこえる旅へ―
それは過去から未来へつながる、家族と命の物語。
<STORY>
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊の”くんちゃん”(4歳の男の子)に、生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。そんなとき、”くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、不思議な少女”ミライちゃん”と出会います。”ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ”くんちゃん”。それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。
待ち受ける見たこともない世界。むかし王子だったと名乗る謎の男。幼い頃の母との不思議な体験。父の面影を宿す青年との出会い。そして、初めて知る「家族の愛」の形。さまざまな冒険を経て、ささやかな成長を遂げていく”くんちゃん”。
果たして、”くんちゃん”が最後にたどり着いた場所とは?
“ミライちゃん”がやってきた本当の理由とは―
それは過去から未来へつながる、家族と命の物語。
『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』―
次々に大ヒットアニメーション映画を生み出し、国内外で今もっとも注目される映画監督・細田守。今度は家一軒と庭ひとつ、どこにでもあるたったひとつの家族を通して、生命の大きな循環、人の生の織り成す巨大なループを描き出すという、身近な最少から最大を描く挑戦が素晴らしい。
自分が反発した親と全く同じ言葉を、親になった自分が子どもに言ってしまっていることにハッとなる。果てしない子育ての苦労をしている人、むかししていた人、その苦労を知らない子どもたち、世界中すべての人に届ける、まったく新しい「家族」と「命」の物語。
<公開情報>
劇場版コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐
2008年フジテレビ系列で1st Seasonが放送された連続ドラマ『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』。「リアルな医療・災害現場の描写」「患者とそれに接する人々が織りなす感動の人間ドラマ」「主人公たち5人の成長物語と絆」を描いた本作は、それまでの医療ドラマと一線を画する作品として多くのファンを生み、次々に続編が制作された。
<STORY>
地下鉄トンネル崩落事故から3か月後、旅立ちの時が迫る藍沢ら救命救急のメンバーたち。その旅立ちが「別れ」を意味することに気づきながらも、彼らは10年間を共にした互いへの思いを抱えたまま、日々を過ごしていた。
しかしそんな彼らの思いに構うことなく、出動要請が入る。前代未聞の「空」と「海」で未曾有の大事故が連続発生。史上最悪の現場に、彼らはいかに立ち向かうのか。そしてその先に、答えはあるのか―。
キャストは、主演の藍沢耕作を演じる山下智久をはじめ、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介の『コード・ブルー』とともに10年間走り続けてきた5名が引き続き出演するほか、2nd Seasonから彼らを見守る椎名桔平、3rd Seasonから登場の有岡大貴(Hey! Sey! JUMP)、成田凌、新木優子、馬場ふみか、安藤政信も勢揃い。誰ひとり欠けることの無い、あのメンバーがスクリーンで帰ってくる。
劇場版では過去を上回る、成田空港と東京湾・海ほたるを舞台にした未曾有の連続大事故が発生し、シリーズ最大のスケールとスペクタクルで描かれる大規模災害と、そこに巻き込まれた患者たちが織りなす感涙必死の人間ドラマ、そして10年間、多くの困難に立ち向かい互いを支え合ってきた藍沢ら5人が歩む、それぞれの旅立ちへの道が描かれる。
このドラマと共に全国にドクターヘリの配備が進められたことにもこの作品の意義がる! 必見!!