岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
ベイビー・ドライバー
こんなカーチェイスは観たことがない! 音楽との合体、カーチェイスのミュージカル!? いや、そんな生易しいものじゃない! 命スレスレの興奮は、心臓バクバクでビートMAX!!! ←もう何言ってるかわからない(笑)
<STORY>
ベイビー(アンセル・エルゴート)。その天才的なドライビング・センスが買われ、組織の運転手として彼に課せられた仕事―それは、銀行、現金輸送車を襲ったメンバーを確実に「逃がす」こと。子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされ続けているベイビー。しかし、音楽を聴くことで、耳鳴りがかき消され、そのドライビング・テクニックがさらに覚醒する。そして誰も止めることができない、追いつくことすらできない、イカれたドライバーへと変貌する―。
組織のボスで作戦担当のドク(ケヴィン・スペイシー)、すぐにブチ切れ銃をブッ放すバッツ(ジェイミー・フォックス)、凶暴すぎる夫婦、バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)。彼らとの仕事にスリルを覚え、才能を活かしてきたベイビー。しかし、このクレイジーな環境から抜け出す決意をする―それは、恋人デボラ(リリー・ジェームズ)の存在を組織に嗅ぎつけられたからだ。自ら決めた“最後の仕事”=“合衆国郵便局の襲撃”がベイビーと恋人と組織を道連れに暴走を始める―。
ギアチェンジ、排気音、ワイパーの動きから銃撃音まで音楽とシンクロした未だかつてないカーアクションは、とにかく「気持ちいい~~~っ!」 「なんだコレは! 今まで観たことない!!」という皆さんの歓声が聞こえてきそうだ!
<公開情報>
アメイジング・ジャーニー 神の小屋より
原作は、“人生を変える作品”として評判を呼び、全世界40ヶ国2200万人が涙した空前のベストセラー「The Shack」(邦題「神の小屋」)。日本では名だたるスターたちと肩をならべ、表現豊かな演技で華々しいハリウッド映画デビューを飾った“すみれ”が話題になっている。
<STORY>
愛する妻と3人の子供たち。マックの幸せな人生は、最愛の末娘ミッシーがキャンプ中に誘拐されたことで終りを告げる。捜索から数時間後、廃れた山小屋で彼女の血に染まったドレスが発見される。そこに残された証拠から、警察が追い続ける連続殺人犯の凶行であることは間違いなかったが、ミッシーの遺体が見つかることはなかった。年月がすぎても、マックは深い悲しみから抜け出せず、妻や子供たちとも距離ができ、家庭は崩壊寸前だった。そんなマックの元へある日、「あの小屋へ来い」と書かれた奇妙な招待状が届く。疑念を抱きつつもマックは一人、山小屋へ向かう。そこで待ち受けていたのは想像を遥かに超える出来事だった―
主人公・マックの深い悲しみと贖罪の苦しみ、そんなマックを救おうと現れる不思議な3人組。人生に絶望した男に訪れた奇跡に涙が溢れる。