
聴く人の心をそっと包み込み、時に力強く背中を押す。優しさと強さを合わせ持つ、唯一無二の歌声のシンガーソングライター「大東まみ」。楽曲「リフレイン」がなでしこリーグ2026年度公式テーマソングに決定し、迷いながらも歩みを止めない姿を描いた楽曲で選手たちにエールを送っている。そんな大東さんにインタビューしました!
なでしこリーグの公式テーマソングに決まってから各地のスタジアムを回り、(取材日の)前日5月17日(日)には岡山湯郷ベルのホームゲームでもパフォーマンスを披露されましたが、現地の様子やお客さんの反応はいかがでしたか?
毎週末、なでしこリーグ1部所属の12チームを回らせていただいているんですけど、会場によって雰囲気が違ったり、それぞれのチームの戦い方もカラーがあって、それを身近で見ることができて面白いです。湯郷ベルのスタジアムはピッチのすぐそばが山になっていて、自然の中にあるのが印象的でした。歌い終わった後には、自然と手拍子が起こったり、応援団の方が太鼓を使って「だいとーまみ!」って声援してくれて、温かい方がたくさんいてとてもうれしかったです。


湯郷ベルの選手とも交流されましたか?
私、推しがいまして。もともとサッカーにまったく縁のない人生なんですけど、テーマソングをやらせていただくってなって、開幕戦を横浜に観に行ったんです。その時のアウェイチームが湯郷ベルで、試合中、素人目にも分かるくらい一際輝いていたのが10番の中野琴音選手だったんです。試合終了後に声掛けさせていただいて、「写真一緒に撮っていいですか?」って言ったら、「私でいいんですか?」って爽やかな笑顔で笑ってくれて。
一人でドリブルしてどんどん抜いていったり、ゴール前でめっちゃいいアシストしてゴール決まったり、毎試合いい場面をつくっている選手で、昨日(5月17日)もお会いできました。中野選手はあの練習場で練習してるんだな、いつもここでホームゲームをやっているんだなっていう、もうすっかりオタクの感覚で見ていました(笑)
各地の試合会場でも披露されている「リフレイン」はもともと、テーマソングとして書き下ろした曲ではないとのことですが、どのような思いで制作されたんですか?
大阪でずっと暮らしていて、2年前に上京したんですけど、朝6時からお昼までアルバイト、そのあとスタジオに入って夜9時までずっと曲を書くみたいなことを毎日してて、その中で手応えがなくて、自分の目標に向かってちゃんと進めているのかなって不安だったんです。でも目指す方向に一生懸命走っていくしかないよなって気持ちを素直に曲にしました。まさかそれが少し経ってから、テーマソングに使っていただけるなんて、曲を書き続けてよかったなって思います。
女子サッカーの選手の中には別の仕事をしながら生計を立てている選手もいるという話をよく聞きますが、共感している選手も多いのでは。
テーマソングに決まった時に、協会の方にリーグのことを詳しく説明いただいて、さまざまな暮らしをしながら戦っている選手がいることを聞きました。なでしこリーグのビジョンに「サッカーと幸せになる。」っていうのがあって、(サッカーで輝く選手が)一人の女性として素敵だなって、自分とも重なる部分や、「リフレイン」とも重なる部分があるなって思います。
TikTokなどのSNSで楽曲を発信されているのが印象的ですが、何か意識されていることはありますか?
特に同世代の方に共感してもらえるだろうなと思って音楽を書いていて、自分の今の「26歳大東まみ」として感じていることとか、見ているものを曲にしたいし、その曲がどんどん年齢を重ねていくうちに、年相応に変化していけることが一番理想的だなと思っています。SNSは得意じゃないんですけど、頑張っています。(笑)
5月13日にリリースの最新曲「Candy」について教えてください。
これは失恋ソングなんですけど、別れをちょっとでも前向きに捉えられるきっかけになればいいなと思って、ポップで爽やかな仕上がりになっています。別れってバッドエンドとして描かれることが多いと思うんですけど、その人と離れ離れになってしまっても、それまでの時間はいつまでも自分の中で思い返すと胸の中が温かくなるような大事な記憶として存在していて、2人が別々の道を歩むことになってしまったとしても、そういう時間を大好きな人と一緒に過ごせたなら、それは一つハッピーエンドとも言えるんじゃないかなと思ってこの曲を書きました。
最新曲「Candy」から6か月連続で配信リリース予定とのことで、新曲をたくさん制作されていると思うのですが、曲のアイデアはどこから着想を得ているんですか?
アイデアって言っていいか分からないくらい、ほんまに些細な気づきみたいなものをいつもスマホのメモに残しています。岡山にいる間は、湯郷まで車で1時間半ほど乗せてもらって行ったんですけど、(川沿いの道中の)自然がすごくきれいで、ジオラマの中に自分がいるみたいだなと思ってました。山がほんまに着色したように鮮やかすぎて…
岡山に住んでいるとそんな感覚では見ていませんでした。またぜひ岡山にお越しください!
私自身、いろんな各地に歌いに行きたいって思いがずっと強くあって。きっと音楽をやっている理由自体も、自分と同じような気持ちをしていたりとか、生きづらさを抱えている仲間みたいな人を探す気持ちで音楽をやっていて、きっと私が素直に書いた曲に共感してくれる人っていうのは似たもの同士なんじゃないかなと思っています。そういう人が1人でも2人でもいてくれるならその土地に歌いに行きたいなって思うので、また岡山にも行きます!
PROFILE

6ヶ月連続配信リリース第一弾「Candy」

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