NHK岡山放送局による、岡山発地域ドラマ『インディゴの恋人』。すでにロケ撮影が倉敷市を中心に行われ、その記者会見が11月13日にアイビースクエアにて開催された。
このドラマは岡山県倉敷市を舞台に繰り広げられるラブストーリーで、主演は、ドラマから映画まで振り幅の広 い演技で注目されてる新井浩文と、女優・モデルとして活躍し、画家としても高い評価を受けている美波。そして、岡田義徳、山口まゆ、青山草太、片岡鶴太郎といった実力派が脇を固める。
【出演者コメント】
新井浩文
デニム職人でかつてはジャズピアニストという役柄で、ピアノシーンについてはプレッシャーを感じています。小学1年~6年までクラシックピアノはやっていたのですが、ジャンルが違うので…。デニムは個人的にも岡山に好きなブランドがあってよく身につけているので、今回作業工程に触れてみてとても感動した。岡山には6回ほどプライベートで訪れていて、『火の鳥』『黒ひげ』『明洞』といったお気に入りの店もあるので、デニムだけでなく、愛着を感じています。
美波
8月にまだフランス留学しているときにお話をもらって。正直パリに残ってやろうと思っていた時期だったので、少し考えました。でも、1年日本を離れていたにもかかわらず、こういったお話をもらうことがありがたかったんです。お芝居も好きなのでやりたい、と。1年たって大きくなにか変わっているかどうかはわからないですが、素直に芝居ができるようになった気がします。重たい役なんですけど、心躍らせながらお芝居しています。
岡田義徳
岡山のデニムも好きですし、デニムを作っている方とも付き合いがあるので、その方々の苦労も知っているからこそ、「リアルにやりたい」と思いました。今回番組で1本デニムを作らせてもらったんですけど、これが大変で。職人さんの技がほんとにすごくて。「そりゃ、何万本もやればできるようになるよ」って言われたんですけど、やっぱりすごいな、と。
片岡鶴太郎
大原美術館の学芸課長という役柄はとても光栄でしたね。日本でもすばらしい美術館のひとつで何度も来てますから。そこの学芸員ですから、特別な思い入れがあります。撮影でも閉館後は独り占めの状態で、エルグレコの受胎告知もモネの睡蓮も…すべて私の手中にありました。もし、この美術館で棟方志功、モネ、エルグレコがなくなったら、僕の犯罪だと思います(笑)。倉敷の景色は、ほんとによくぞ残していただいたな、と。どこを切り取っても絵になる、倉敷でなければならない時間というものがありますね。