映画『とんび』がいよいよこの春公開!
岡山県内各地で撮影された映画『とんび』が、この春公開!
親子のきずなを描いた重松清のベストセラー小説『とんび』が、この度初めての映画化。監督に瀬々敬久、主演に阿部寛を迎え、2020年冬に岡山県をメインロケ地として撮影された。
そしてとうとう、2022年4月8日㈮に全国公開!
今回は、作品の詳細をいち早くお届けするとともに、県内のロケ地情報を網羅。岡山の美しいロケ地を背景に紡がれる父子の温かなきずなを、ぜひ劇場で鑑賞しよう。
「作品紹介」「原作紹介」「監督からのメッセージ」は、こちらの記事でチェック!
ロケ地めぐり・後編
2020年11~12月の約1カ月間にわたり、岡山県内8市町で撮影が敢行。皆さんがよく知るあの場所が、映画に登場しています!
海蔵寺(倉敷市玉島黒崎)
柳青院(備前市穂浪)
〈瀬々監督コメント〉
麿赤兒さんと安田顕さんが演じる海雲、照雲の住むお寺は本堂を備前市の柳青院、裏の墓地部分を倉敷市の海蔵寺でそれぞれ撮影して、ひとつのお寺としています。
ともにそれぞれ印象的に海が見える場所です。ここでも海にこだわりました。
また、両寺ともに歴史を感じさせながらも今も地域に密着していることが佇まいから感じられ、昭和の香りが今も残るすてきな場所でした。
旧玉島第一病院(倉敷市玉島)
海雲が入院していた病院として撮影。ヤスとアキラがお見舞いに訪れるシーンで登場する。
玉島地区 中屋前(倉敷市玉島阿賀崎)
ヤスが軽トラで通り抜けるシーン。レトロな自販機を設置し、魚屋には旬の魚を並べたりと細かいところまでこだわり抜いた。
ドラム缶橋/浮橋(倉敷市玉島)
ヤスが、保育園で友だちとケンカしたアキラを自転車に乗せて、橋を渡るシーンで登場する。
呼松漁港(倉敷市呼松)
仲むつまじい親子の様子を見守っているヤスを、高校生のアキラが下校中に見つけるシーンで登場
八幡神社(倉敷市呼松)
アキラが誕生し、お宮参りをするシーンで登場。ここでヤスがアキラを愛情込めてたかいたかいする。
旧錦海倉庫(瀬戸内市邑久町尻海)
ヤスの勤め先『瀬戸内通運・備後支店』として登場。『錦海ソルト』の敷地内で、多数のエキストラによって、活気ある職場を撮影。
柵原ふれあい鉱山公園(久米郡美咲町吉ケ原)
〈瀬々監督コメント〉
昭和30年代、多くの運輸会社はまだ鉄道貨物による長距離運送が主流であったため、運輸会社内に貨物の引きこみ線がありました。
運輸会社そのものは瀬戸内市にあった『錦海ソルト』さんの木造倉庫を使用させてもらうことになりましたが、ここに引きこみ線を作らなければなりません。
『柵原ふれあい鉱山公園』に保存されているディーゼル車と貨物車両をCG合成して画にすることにしました。地元の有志の方々で保存されている車両は今も動きます。
当時の車両の色に塗り替えてもらったり、実際に動かしてもらったりと多大な協力をいただき、昭和当時の運輸会社を再現することができました。
東湯(岡山市北区下伊福上町)
ヤスとアキラが通う銭湯『瀬戸の湯』として登場。昭和レトロさが今も残る貴重な銭湯だ。現在も営業中。
由良病院(玉野市深井町)
アキラが誕生した病院として登場。病院内も昭和レトロな美術装飾で当時を感じさせる造りに。
前編はこちらから
※旧第一玉島病院、旧錦海倉庫、由良病院は、ロケ地巡りとしての一般の立ち入りはできませんので、ご了承ください。
★最新情報はこちら!
岡山県フィルムコミッション協議会『とんび』ロケ地特集ホームページをチェック!
★岡山県フィルムコミッション協議会・妹尾真由子さんのロケ地コラム
映画『とんび』編を4回にわたって紹介しています。
Information
映画『とんび』
- 劇場公開
- 2022年4月8日(金) イオンシネマ岡山、TOHOシネマズ岡南、MOVIX倉敷で上映
- キャスト
- 阿部 寛
北村匠海 杏 安田 顕 大島優子
濱田 岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 宇野祥平 木竜麻生 井之脇海 田辺桃子
田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上 淳
麿 赤兒 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子 - スタッフ
- 原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)
監督:瀬々敬久 脚本:港 岳彦 音楽:村松崇継
主題歌:ゆず「風信子」
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