【ドクターインタビュー】
医療法人社団 新風会 玉島中央病院
【エリア】倉敷市
【主な診療科目】呼吸器内科

幅広い病院機能の充実で、入院から在宅療養までをサポート。
倉敷市の高梁川以西地域の中核病院として、地域の幅広いニーズに対応し、救急医療も24時間体制で提供する『玉島中央病院』。同院には急性期一般病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟という3つの機能別病棟が備わっており、急性期から回復期まで一貫した対応が強みとなっている。さらに退院後のケアや在宅療養のサポートを充実させるため、訪問診療にも注力している。訪問診療を担うのは、外来で呼吸器内科と内科の診察を担当する塩尻正明先生だ。約4年前に同院へ赴任して以来、訪問診療を本格的に始動させた。
多職種で患者に寄り添い、在宅療養を支える。
「当院は多彩な診療科や機能を備えているため、患者さんの症状が悪化した際には入院治療への切り替えもスムーズに行うことができます。また通院が困難な場合には、院内スタッフと密に連携した訪問診療で、患者さんとご家族を支援しています」と塩尻先生は話す。さらに「私は訪問診療に行くのが好きなんです。訪問診療を通じて患者さんの生活環境が把握できます。例えば、来院時には常に車いすを利用する患者さんが、自宅では支障なく歩行して生活している様子を確認できたり、部屋に残る臭いから禁煙の実施状況を把握できたりすることもあります。また、ぜんそくの患者さんの場合には掃除の状況も確認できて、環境に合わせた指導を行うことができるのでメリットは大きいですね」と語った。また「約10年前、愛媛の病院に勤務していた当時は、がんで入院した場合、一度入院すると自宅に戻ることは容易ではない時代でした」と話す。
しかし近年、自宅や施設、ホスピスなどでの看取り可能な医療体制が整い、病院以外で最期を迎える選択肢が着実に増えてきている。家族から「自宅に戻ることができてよかった」という声を受けた経験から、同院においても患者が希望する場所へ帰れるような体制づくりに尽力している。同院には医師の指示に基づいて看護師が医療処置やケアを行う訪問看護ステーション、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が担う訪問リハビリテーションも完備。管理栄養士による疾患に合わせた訪問での栄養指導も行う。「食材の刻み具合、塩分や糖分の控え方についても相談にのっています。また補助食品を利用することでご家族の負担を減らす提案もしています」と、一人ひとりに丁寧に寄り添うことを心がけている。

多岐にわたる呼吸器内科。患者との対話を大切に。
専門とする呼吸器内科は、感染症やぜんそく、肺がんなど、分野が多岐にわたる。そのため、外来診療では問診を最重視するという塩尻先生。「なるべくわかりやすく説明して患者さんと対話し、少しでも多くの情報を引き出すことで適切な検査や治療につなげたいと思っています」と話す。例えば長引く咳の診断では、詳細な聞き取りが不可欠だと考えている。また、口腔内の細菌や食べ残しにより誤嚥性肺炎を起こしやすく、口腔ケアがその予防につながることから、特に高齢者には早期受診を促すとともに、通院困難な人への相談にも柔軟に応じる姿勢を大切にしている。「まずは遠慮なく相談してください」と気さくな笑顔で答えてくれた。

Information
医療法人社団 新風会 玉島中央病院
- 住所
- 倉敷市玉島阿賀崎2-1-1 MAP
- 電話番号
- 086-526-8111
- 駐車場
- 90台
- 【診療科目】
- 呼吸器内科/整形外科/脳神経外科/内科/循環器内科/泌尿器科/皮膚科/放射線科ほか
- 【診療時間】
- 9:00~12:00/16:00~18:00
※受付は午前~11:30、午後~17:30、ほかの科は異なるのでHPにて確認を ※塩尻医師の診療は水・木・土曜、訪問診療は要相談 ※月・水曜は午前のみ - 【休診】
- 火・金・日曜、祝日
- 【公式HP】
- https://www.tamashima-ch.or.jp/
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