岡山市中区中井にある、産科・婦人科・小児科の『サン・クリニック』。
新たな専門施設『産後ケアセンター』での母子の心と体を守る取り組みに注目を。
「子どもは未来からの使者である」という理念のもと、妊娠期から子育て期にわたって切れ目なく母子を支援する『サン・クリニック』。「赤ちゃんにやさしい、お母さんにやさしい」ことを基本に、生まれてくる子どもとお母さんが幸せな未来へと歩めるよう、経験豊富な医師と専門スタッフがあらゆる面でサポートしてくれる。
妊娠期には妊婦の不安な気持ちにしっかり寄り添いながら、助産師外来で母乳育児に向けた乳房のお手入れ方法の指導や、満足のいく出産・育児を目指すバースプランの作成のほか、母親・父親学級、マタニティヨガなども実施。新しい家族を迎えるための準備ができるように心と体を整えるという。
産婦人科医師4名とスタッフが協力し、母子を全力で支援。
出産では経験豊富な医師たちと多数の助産師が、「女性の産む力」を信じ、安全な分娩を心がけているそう。今年6月から産婦人科常勤医師4名(女性医師3名、男性医師1名)体制で、分娩や診療などを担当。高次救命連携医療機関からの専門の医師の派遣や診察も行っており、最善の医療を提供できるよう万全を期している。また、スタッフ間でも積極的に意見交換や勉強会を行うなどし、母親とその家族に寄り添ったケアができるように努めている。
出産後~子育て期を支援『産後ケアセンター』とは?
「出産はゴールではなく、子育てのスタートである」と考え、産後も母子の絆を形成するためにできる限りの支援を行っている。昨春に開設した専門施設『産後ケアセンター』では、助産師や看護師などの専門スタッフが24時間常駐し、産後直後のお母さんのケアに力を注ぐ。産後の回復を促す休息や滋養にあふれる食事の提供、乳房ケア・授乳相談、赤ちゃんのお世話の練習など、退院後の生活がスムーズにいくように一人ひとりの希望にきめ細やかに応えてくれる。
また、慣れない育児に不安や孤独を感じるお母さんたちの情報交換や交流の場になることも目指している。「心からリラックスできる場所で、お母さんの心身の回復を促し、出産や育児が楽しいと感じてもらえたらうれしいですね。そして、何か困ったときにすぐに頼ることのできる、お母さんにとっての『心の安全基地』であり続けたいです」と山縣威日院長は語る。
そのほかにも、クリニックで誕生した子どもを対象に、18歳を迎えるまで節目ごとにイベントを開催するなどし、産前から産後まで診てきた産婦人科だからこそできる育児支援を、この先も継続して行っていく。
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施設概要
母乳育児を中心とした支援や医療提供が高く評価され、2004年にWHO・ユニセフから「あかちゃんにやさしい病院(BFH)」の認定を受けた。2023年5月には、産後ケアに特化した『産後ケアセンター』を中・四国地方で初めて開設し、産後の母と子の健康を守り支えている。
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