「城の日」である2021年4月6日。
「現存12天守」のひとつで、「雲海に浮かぶ天空の城」「天守が現存する唯一の山城」として知られる『備中松山城』で、「献上の儀式」が行われた。
主役は、「猫城主」こと「さんじゅーろー」。ちょっと緊張の面持ちで登場。
「平成30年7月豪雨災害(西日本豪雨災害)」の際、『備中松山城』の三の丸で発見され、この城に住み着くようになって話題に。その後、正式に猫城主に就任したという経歴を持つ人気者だ。
この日、天守の前には多くの報道陣が詰めかけた。
献上されるのは、さんじゅーろー専用に特別に作られた新しい名札と首輪で、贈り主はこの春から「さんじゅーろーグッズ」の販売を予定している『株式会社ビザビ』の吉田社長(写真左)。
小判をモチーフにしたという名札は、名前と天守のシルエットがあしらわれ、縦6㎝、横3.7㎝の楕円形。
首輪には、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングに登場した同城にちなんだ「真田紐」を使用。さんじゅーろーの毛の色にちなんだ白、黄、黒の3色で、倉敷市児島の織物メーカー『坂本織物』がこの日のために編んだという特別仕様だ。
「献上の儀」が始まり、吉田社長に新しい名札を付けてもらったさんじゅーろーは、ご機嫌でご覧の表情に。
中村宏史・高梁市観光協会長が「おしゃれな名札がほしいと考えていたところでありがたい」とお礼を伝えると、吉田社長は「猫城主としてさらに多くの人を呼び込み、地域を盛り上げてほしい」と話していた。
2021年4月下旬より『備中松山城』や高梁市の盛り上げを目的として、『イオンモール岡山』内のショップ「ハレマチ特区365」や、ECサイト「オセラショップ」で、オリジナルさんじゅーろーグッズの企画・販売が予定されている。
Information
備中松山城
- 住所
- 岡山県高梁市内山下1MAP
- 電話番号
- 0866-22-1487
- 営業時間
- 9:00~17:30 ※10月~3月は9:00~16:30(最終入城は各30分前)
- 休み
- なし
- 料金
- 大人500円/小中学生200円
- 駐車場
- 城まちステーション(5合目)110台、ふいご峠(8合目)14台
- HP
- http://takahasikanko.or.jp/modules/spot/index.php?content_id=1
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