より良い地球環境を未来に届けるため、岡山市では2024年3月よりプラスチック資源の分別回収をスタート。これまで可燃ごみとして焼却処分されてきたプラスチックを貴重な「資源」として分別回収し、リサイクルにつなげていくことを目指している。
「リチウムイオン電池を含む電子機器」の排出には注意!
プラスチック資源の分別回収は順調で開始からたくさんのプラスチックが集まっている。
しかし、プラスチックはさまざまな物品に用いられているため「これは分別回収に出してもいいのだろうか?」と、迷った経験のある人も多いのではないだろうか。正しい分別方法が分からないまま、自己判断で行うのはちょっと待った! 間違った方法で分別回収に出してしまうと、ときに、危険な状態を引き起こしてしまう可能性がある。
特に注意してほしいのが「リチウムイオン電池を含む電子機器」。モバイルバッテリーや可燃式たばこ、電子機器のバッテリーなど、リチウムイオン電池を含む電子機器は発火の原因になることがあるそうだ。
そういった製品を分別回収に出してしまうと、収集車や処理施設の機械が故障することはもちろん、収集車を運転する人や処理施設で働いている人が危険にさらされてしまうことも…! 過去にはリチウムイオン電池の発火が原因で処理施設が全焼した事例もあり、岡山市リサイクルプラザにおいても、リチウムイオン電池の発火件数は年々増加傾向にある。
悲しい事故を起こさないためにも、プラスチック資源の分別は正しく行うことが大切。リチウムイオン電池を含む電子機器は、月2回の「資源化物の日」に、資源化物ステーションにある灰色のコンテナに廃乾電池として出すことを徹底しよう!
そのほか、岡山市では特設サイトにて、分別の疑問を解決するQ&Aを公開している。内容をチェックして、これからの取り組みの参考にしてみて。
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