【事業内容】
食品原料、医薬品原料、化粧品原料などの開発・製造・販売

自然の作用を応用し、暮らしに役立つ素材を開発。

1883年に水あめ製造業として創業し、自然の恵みである微生物や酵素の力を生かしたものづくりの技術により、食品、医薬品、化粧品など幅広い領域に向けて機能性の高い素材を提供してきた『林原』。2012年に化学系専門商社を中核とする『ＮＡＧＡＳＥグループ』の傘下となり、創業140年の節目を経て2024年4月、『林原』は『ナガセヴィータ』に社名を変更して、新たなスタートを切った。

素材メーカーである同社の製品は一般に名前が知られることは少ないが、例えばでんぷんに酵素を作用させて作る糖質素材「トレハロース」は食品の品質維持や食味向上などに役立ち、菓子類やパン、冷凍食品など、私たちが日常的に口にするさまざまな食品に使用されている。

長く培ったバイオ技術で、「人と地球の幸せを支える」。

社名変更と併せて、会社の存在意義を表すパーパスを「生命に寄り添い、人と地球の幸せを支える」と定義。長く培ってきたバイオ技術を生かして人々の健康で快適な生活を支え、周囲との共創によってさまざまな社会課題の解決に貢献したいとの思いが込められている。健康寿命延伸につながる高品質な製品の提供に加え、製造工程などにおける環境負荷の低減、社員の働く環境向上に努め、サステナビリティ経営に真摯に取り組む。社名も新たに、よりよい未来に向けて価値を創出する『ナガセヴィータ』に、これからも注目したい。