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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《総社市/ベーカリー トングウ》パンの街、総社市を代表する老舗パン店『トングウ』に新たな動きが。人気の袋パンを購入できる自動販売機が登場!【PR】

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2021.02.28
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_72/1日1個のペースで新作パンを考案するアイデアマン、吉田社長が繰り出す絶品パン&サービスに注目せよ。

総社っ子のソウルフード。創業90年超の名店『トングウ』を訪問。

総社市には十数軒のパン店が点在し、近年はおいしいパン店が集まる「パンの街」としても知られるようになりました。

総社市内にはパンメーカーの岡山工場もあり、パンの製造出荷数が岡山県下でもトップクラスなのだとか。

「パンで地域を盛り上げよう!」という動きも活発で、パン店を中心に観光や街巡りを楽しむ「パン活」にもぴったりのエリアなんです。

そんなパン王国・総社市で、昔から市民に愛され続けているお店があります。

それがこちら、JR総社駅前にある『ベーカリー トングウ』。

何とも親しみのあるロゴと店構え。つい立ち寄りたくなってしまうような雰囲気がありますね。私こと『まかせてちょ~査団』の団長Mも大好きなお店です。

陳列棚には菓子パンから惣菜パン、洋菓子までバラエティに富んだ商品がずらり。こぢんまりとした店内に、目移りするほどたくさんのパンが並んでいます。

どれも輝いて見える…!

ワクワクしながらパンを眺めていると、続々とお客さんが入店してきました。みなさん熱心にパンを選び、山盛りになったトレイをレジに運んで手際よく会計を済ませます。

一人が店を出ると同時に新たなお客さんが入り、客足が途切れることはありません。人気ぶりがうかがえますね!

…いかん。早く買わねばパンが無くなってしまいそう。予想以上の盛況ぶりに「商品がなくなってしまうんじゃないか?」という危機感を覚えました。取材よりも早くパンが選びたい。そして食べたい。

トングに手を伸ばそうとしたその時、『トングウ』の社長、吉田さんがご登場。

「安心してください、まだまだありますよ! 一番パンが出そろっている時間帯は、10時30分からお昼前ぐらいかな。中には早めに売り切れてしまう商品もありますが、定番人気のパンはたくさんご用意しています」

焦ることなかれ、まずはお話しを聞かせていただきましょう。

「よろしければ、おすすめの商品をご案内しますよ。まずは定番から」

重ねられた番重(パンを運ぶための箱)の中には、いろいろな種類のロールパンがぎっしりと並んでいました。コーヒーロールにバナナロール、ジャムロールなど、昔ながらの味がそろっていますね。

「パンの種類は全部で130点以上はあり、1日に約3000個を製造しております。商品数はどんどん増えていますが、創業からのロングセラーもいまだに人気が高いですよ」

「油パン」や「岡山コッペ」など、バリエーション豊かな名作パンが大人気。

『トングウ』は1928年(昭和3年)に創業し、90年以上という長い歴史を持つ老舗店です。

総社市内の学校給食用のパンも作っているそうで、地元ではだれもが知る存在。戦前から世代を超えて親しまれてきた『トングウ』のパンは、総社市民にとってのソウルフードなのです。

次に吉田社長がおすすめしてくれたのは、『トングウ』の看板ともいえる袋入りのあんパン、「上あん」140円。別名「油パン」と呼ばれています。

ただのあんパンだと侮ってはいけません。自家製のこしあんを包む生地は、油で揚げてほんのりシナモンを利かせてるという凝ったもの。

「油パン」という名前から惣菜系の揚げパンや、ドーナツのような生地を連想するかもしれませんが、食べてみるとしつこさや油っぽさはナシ。しっとりとした食感ながら口当たりは軽く、むしろ食べやすさが増した感じも。

弾力のあるもちっとした生地とシナモンの風味は、今まで食べてきたあんパンとはひと味違うおいしさで、クセになること間違いなしです!

この『トングウ』ならではのあんパンを求めてくるお客さんも多く、1日500個以上売れることがあるとか。す、スゴイ!

「さまざまな具材をサンドした創作コッペパン、『岡山コッペシリーズ』も人気ですよ。最初はイベントで提供していたパンだったのですが、お客様から大好評でレギュラー化しました」(吉田社長)

「岡山コッペ」は30種類をラインアップ。

定番の具材はツナサラダやカツ、玉子、ピーナツバターなどの定番ものから、地鶏と柚子胡椒、明太子、焼きそばといった人気シリーズまで、和、洋、中華、お菓子系とジャンルレスな品ぞろえです。

中には「ほっけ」の切り身を挟んだ珍しい具材のコラボレーションも。そう、居酒屋の定番メニューでもある魚の「ほっけ」です。思わず「どんな味だろう?」と手に取ってみたくなりますよね。

パン生地もふんわりとしていて、長年にわたり地元の給食パンを作ってきたからこそ出せる、素朴なおいしさが魅力です。

こちらの商品は、パンの街・総社ならではのローカルパンとして作られた『総社ドッグ』。分厚いだし巻き玉子とベーコンがパンからはみ出ちゃってます。

具材に絡めたソースは、意外にもみんなの大好きなあの味。答えは、食べてみてのお楽しみということで…。

創意工夫に満ちたベーカリーパンも見逃せません。

『トングウ』で定番人気のメロンパン「松かさ」にカルピス入りの甘酸っぱいクリームを入れたり、チョココロネならぬ「紅茶コロネ」を作ったりと、ありそうでなかった味の組み合わせが興味を引きます。

岡山市内の日本料理店『きく井』とコラボレーションした「きく井×トングウのカレーパン」は、店主の菊井さんと吉田社長のこだわりが形になったグルメなパン。コクのあるカレーの味わいが評判です。

いつでもあの名物パンが買える! スタメンぞろいの「パン自動販売機」とは?

総社を代表するパン店としておなじみの『トングウ』ですが、2021年1月から新たな試みが始まりました。ファンの方ならお気づきかもしれませんね。

そう、店の入口横にあるのはパンの自動販売機。営業時間外でも気軽にパンが買えるようにと設置したそうです。

「当初はコロナウイルス感染対策にも役立てたいと考えました。非接触で購入ができますし、店内が密になるのを少しでも緩和できれば」

なるほど~! 仕事帰りや早朝の通勤・通学時などに購入できてとっても便利。人と会わない時間を狙って買いに行くこともできますね。

「まだ始めたばかりで、値段設定や品ぞろえなどについては手探りの部分もあります。試しに買ってみましょうか?」

自動販売機は夜間の営業で、お店がオープンしている間は店舗販売のみ。今回は特別に電源を入れてくださいました。

まずはお金を入れて、ほしいパンの番号と「購入」のボタンを押します。

内蔵されたトレイが選んだパンの列まで動いてきました。選んだパンがポンッと押し出されて、トレイの上にコロンと落下。そっと優しく、取り出し口まで運ばれていきます。

パンが下りてきたら、後は取り出すだけ。パンが出てくる様子が見えるので、待つ時間もちょっぴり楽しいですね。

自販機に並ぶパンのラインアップは、「上あん」や「ロールパン」など定番系の袋パン。その日の店頭販売分から自販機に回すため、品ぞろえや販売数は日によって異なるそうです。

懐かしくて新しい、毎日食べられるパン。ユニークなアイデアで日々進化中。

「その日お店で出していたパンのストックを夕方から自販機に納めますので、時間が経っているということもふまえて購入していただけるとありがたいです。そのぶん価格を割り引いているので、お得に買えるというメリットもありますよ」

こちらは閉店間際の自動販売機。灯りに照らされたパンが存在感を増しています。

この日のラインアップは「上あん」をはじめ、「三角ジャムパン」、通称「枕パン」と呼ばれる「バターロール」など、創業当時からの看板商品がスタメン入り。自販機に並ぶパンも可愛いですねえ。

そうそう、『トングウ』の袋パンは、味もさることながらレトロ可愛いパッケージも魅力なんです。

どのパンもおいしいので、今回は「パケ買い」をしてみました。

パッケージは昔から使われているもので、『トングウ』のオリジナルデザインだそうですよ。袋が可愛くてつい手にとってしまうというお客さんも多く、『トングウ』の変わらぬ個性として愛されています。

1日1個ペースで新作パンを考え、商品やサービスのアイデアはどんどん取り入れているという吉田社長。パンの自動販売機の導入から1カ月後には、油パンのネット販売もスタートさせました。

「無人販売、通販という今までになかった新しいサービスで、より多くのお客様にご利用いただければと思います。パンのアイデアと同じく、サービスのアイデアを考えている時間も楽しいんですよね。コロナ禍で厳しい現状もありますが、自販機やWeb販売はこの状況だからこそ生まれたアイデア。思いつきの精神を大切にしながら、お店もお客さんも一緒に楽しめるようなことを形にしていきたいですね」

後継者がいなかった店を三代目社長として引き継ぎ、スタッフとともに懐かしい味を守り続ける吉田社長。「情熱と勢い」をモットーに、パンへの飽くなき好奇心で『トングウ』を日々進化させ続けています。

次に考えているテーマは「移動販売」とのことで、地域ぐるみのマル秘ネタも考案中だそう、もしかしたら、今までにない形で『トングウ』のパンが総社の街に飛び出す日がくるかも? これからも楽しみです。

Information

Information
ベーカリー トングウ
住所
岡山県総社市駅前1-2-3 [MAP]
電話番号
0866-92-0236
営業時間
8:00~18:00
休み
日曜
駐車場
7台
HP
http://www.tongu.co.jp/index.htm

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください
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