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《倉敷中央病院》脳卒中の予防には生活習慣の改善が重要。【PR】

おかやまの病院2024[全県版]

  • 情報掲載日:2024.03.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

【特集】誰もが他人事とはいえない三大疾病「がん・心疾患・脳血管疾患」

倉敷中央病院

【エリア】倉敷市

倉敷中央病院
脳神経外科部長
池田宏之 先生
■専門分野/脳神経外科、脳卒中の診断・治療、脳血管内治療、神経内視鏡による治療

脳卒中は、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで起こる病気。

脳卒中は、脳の血管に障害が起こることで発生する病気の総称。脳の血管が血栓(血の塊)で詰まる脳梗塞と、脳血管が破れて出血し脳の中に血液の塊ができる脳出血、脳の血管にできたコブが破裂して脳の表面を覆うように出血が広がるくも膜下出血。この3つに大きく分かれ、血管が詰まった先の脳細胞に血液が届かない、あるいは出血でできた血腫(血液の塊)が脳細胞を圧迫することで、脳細胞は死滅する。そうして死滅した細胞の範囲や場所によってさまざまな後遺症が現れ、最悪の場合は命に関わる可能性があるという。『倉敷中央病院』の脳卒中による入院患者に占めるおよその割合は、脳梗塞7割、脳出血2割、くも膜下出血1割となっている。また、「脳卒中は高齢者の病気」というイメージを持つ人が多いように、70~80歳代での発症がもっとも多いが、50~60歳代で発症する人も少なくない(※1)。

顔半分や片側手足の動かしにくさ、突然の激しい頭痛は要注意。

脳梗塞と脳出血は、脳血管の詰まる部分や出血する部分によってさまざまな症状が現れる。具体的には、半身の顔面や手足の動かしにくさ(片麻痺)、しびれ感、ろれつが回らない、言葉が出ない、言葉が理解できない、立ち上がれない、歩けない、ふらつき、めまい、視野の欠損などがよくある症状。なかでも顔面や手足の動かしにくさ、言葉が出ない・理解できないといった症状は、放っておくと後遺症が残るくらいの症状だという。そうした症状が出た時、救急車を呼ぶ目安として広まっているのが、顔の麻痺=Face、片腕の麻痺=Arm、言葉が出ない=Speech、症状が出た時間を確認する=Timeの頭文字からなる「FAST」というキーワード。F・A・Sのひとつでも当てはまったら、迷わず救急車を呼ぼう。また、くも膜下出血はほかの2つに比べて命に関わる可能性が高い。バットで殴られたかのような激しい頭痛に突然襲われたら、できる限り早く救急車を呼ぼう。

倉敷中央病院

治療開始までの時間が短いと、後遺症のリスクは低くなる。

脳卒中の治療法は病気によって異なる。脳梗塞は、発症から4時間30分以内であれば、血栓を溶かす薬剤を投与して脳血管を再開通させ、24時間以内であれば2015年に有効性が確立した血栓回収療法が行われる。血栓回収療法とは、カテーテルを用いて血栓を取り除く血管内治療のこと。脳出血は、血圧が高くなると血種が大きくなるため血圧管理をし、血腫が大きい場合は開頭もしくは内視鏡下で除去手術を行う。くも膜下出血では、脳動脈瘤が再破裂することが多いため、脳動脈瘤をクリップで挟みこむ開頭手術もしくは脳動脈瘤の中にプラチナ製コイルを詰める脳血管内手術を行い、再度の破裂を予防するのだという。同院では、開頭手術を行う手術台に脳血管内手術を行う血管撮影装置を組み合わせた新たな手術室が、今年1月に稼働。より的確・迅速な脳神経外科手術が可能となっている。

若い頃から気をつけたい脳卒中リスクとなる生活習慣。

脳卒中には遺伝的な要因が関係していることが示されているが、大半は遺伝的要因よりも生活習慣の影響が大きいとされている。また、脳卒中の治療は、治療開始時に生き残っている脳の神経細胞を救うために行われるもので、死滅した脳細胞は元には戻らない。ゆえに、予防が重要だ。たとえば、高血圧や糖尿病、不整脈、脂質異常症といったリスク要因となる病気の治療を受けることや、脳ドックで軽症のうちに見つけることも有効だが、一番の予防法は生活習慣の改善だ。脳卒中によくない生活習慣として挙げられるのが、食生活の欧米化、塩分・動物性脂肪・糖質の過剰摂取、アルコールの飲み過ぎ、喫煙、運動不足など。そうしたことに若い時から気をつけて改善していくことで、将来、脳卒中になるリスクは低くなるという。

※1/出典:日本脳卒中データバンク報告書2023年

倉敷中央病院

Information

倉敷中央病院
住所
倉敷市美和1-1-1 MAP
電話番号
086-422-0210

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