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《倉敷で100年、歩み続ける老舗vol.3》世界的に注目を集める老舗、伝統工芸を守る老舗

倉敷で100年、歩み続ける老舗vol.3

  • 情報掲載日:2021.03.10
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

創業100年以上。脈々と紡がれる倉敷の老舗の強さをご紹介。

豊かな土壌や資源、すぐれた伝統文化を有する倉敷市。かつて江戸幕府の天領として繁栄してきたこの地には、世界に誇る地場産業が今も大切に受け継がれています。

昨年から続くCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のまん延で日本はもとより世界経済が甚大な打撃を受けるなか、100年を超える倉敷の老舗は、かつて乗り越えてきた困難を糧に未来を見据えながら歴史を刻み続けています。

3回シリーズのラストとなる今回は、「世界的に注目を集める老舗」「伝統工芸を守る老舗」をご紹介します。

世界的に注目を集める老舗。

カモ井加工紙株式会社

粘着力にすぐれ、貼ってもきれいにはがせる機能性と、洗練されたカラーやデザインが魅力のマスキングテープ「mt」。

2008年、文具や雑貨、アートシーンに革命を起こした「mt」を生み出したのが、1923年に創業した『カモ井加工紙株式会社』だ。

▲本社工場や矢掛工場で製造。mt工場見学ツアーは抽選になるほど人気

もうすぐ創業100年を迎える同社。

もともと主力商品だった「ハエ取り紙」の粘着技術を活用して、建築用の養生テープや梱包用テープといった工業用製品を開発。実際に商品を使う職人の意見に耳を傾け、品質改良を重ねながら種類を拡充していった。

現在も売上の約8割は工業用の粘着テープで、国内市場ではトップクラスのシェアを誇る。

▲1930年から約80年間稼働した「平型ハイトリ紙製造機」
▲当時の看板商品だった捕虫製品。海外にも輸出していた

倉敷発祥の文具・雑貨向けマスキングテープ「mt」の誕生は、その工業用マスキングテープを愛用していた女性3人の思いを商品化するところから始まった。

2008年に20色を販売し、今では2000種類以上をラインナップ。さらに、mt工場見学ツアーをはじめ、国内外でmtの魅力や世界観を伝えるイベントを精力的に開催。ファンを魅了し続ける世界的トップブランドに成長した。

最近では、新たに病院や介護施設、学校の創作活動でも使いやすい「mtちぎはり」を発売。テープを通して「作る愉しみ」も届けている。

▲マスキングテープの素材は和紙。「手で切れる」「貼ってはがせる」「文字が書ける」「透ける」のは和紙ならでは。今では毎年約600種類の新作を発表

Information

カモ井加工紙株式会社
住所
倉敷市片島町236
電話番号
086-465-5811
HP
https://www.kamoi-net.co.jp/

伝統工芸を守る老舗。

倉敷は繊維産業とともに民芸品や工芸品などの伝統産業も深く根付いている。職人の美しい手仕事は今も大切に受け継がれている。

花ござ発祥の地で編む、若き職人のいかご。

須浪亨商店

倉敷の特産品「花ござ」が誕生した倉敷市茶屋町で1886年に創業。当時はイ草を栽培しながら畳表を作り、昭和40年代には3代目の須浪亨が花ござの製造を始める。

現在は5代目の須浪隆貴さんが屋号を引き継ぎ、イ草で編むかご「いかご」を中心に製作。全国でも珍しいいかご職人として、伝統技法を守り続けている。商品は市内の民芸店や全国のクラフトショップで販売。

▲「いかご」9240円~、「鍋敷き」1760円~、「瓶かご」1760円~。使うほど風合いが増すのも魅力
▲5代目の須浪隆貴さんが、今の暮らしや服装に合わせて編んでいる。工房での商品の購入・見学は不可

Information

須浪亨商店
電話番号
090-5268-1509
HP
http://maruhyaku-design.com/

酒津の窯元で作られる、日常遣いの器。

酒津焼窯元

現存する倉敷最古の焼き物で、1869年に倉敷の豪商、岡本末吉が鶴形山の麓で開窯。1876年に酒津に移窯し、昭和初期には民芸運動を推進した濱田庄司や河井寛次郎、バーナード・リーチらの指導を受ける。

海鼠釉(なまこゆう)などの釉薬を厚くかけた深みのある色合いと、肉厚のフォルムが特徴。日常遣いの器として暮らしを豊かに彩る。

▲酒津焼の「とっくり」2万円、「マグカップ」5000円

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現在は良質な陶土に恵まれた酒津で、6代目の岡本研作さんと弟の和明さんが窯の火を受け継いでいる。

▲工房では陶芸体験(1週間前までに要予約)もできる

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Information

酒津焼窯元
住所
倉敷市酒津2827
電話番号
086-422-1962
営業時間
10:00~17:00
休み
不定
HP
http://sakazuyaki.jp/

愛らしい表情に心が和む、岡山の伝統工芸品。

倉敷はりこ

1869年に生水(おみず)多十郎により生みだされた伝統工芸品。

男児の誕生を祝い、張り子の虎を作ったところ評判となり、男児の節句の飾り物や縁起物として定着していった。作品は、虎や干支の玩具、面などさまざまで、すべて手作業で作られている。

▲愛らしい表情やフォルム、手触りに心が和む

1981年には岡山県の伝統的工芸品に指定され、5代目の生水洋次さんが昔ながらの技法を守り継ぐ。倉敷美観地区にある『日本郷土玩具館』や『倉敷アイビースクエア』の売店、『晴れの国おかやま館』で購入できる。

▲5代目の生水洋次さん。表情が少しずつ異なるのも、手作りならでは

Information

倉敷はりこ
住所
倉敷市笹沖1202
電話番号
086-422-3978
営業時間
9:00~18:00
休み
日曜、祝日

各店の詳細は以下をチェック!

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※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください

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