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《啓和ファインマテリアル株式会社》多様な原料をミクロン単位で自在に操る、粉体素材メーカー。

《岡山の誇るべき注目企業8社》7月号(2026)【PR】

  • 情報掲載日:2026.06.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

【事業内容】
無機原料および合金鉄素材の製造・販売

啓和ファインマテリアル株式会社
大きな加工装置が並ぶ工場内。粉砕や分級(粒の大きさをそろえる)、混合といった加工を経て、ニーズに応じた素材を製造している。
啓和ファインマテリアル株式会社

さまざまな分野のものづくりを影で支える、粉体加工の技術に迫る。

各種鉱産物の調達・加工・販売を行う素材メーカー『啓和ファインマテリアル』。国内外から調達してきた天然鉱石などの原料に、粉砕や分級、混合といった加工を施し、耐火れんがや鉄鋼、セメント、電子部品などさまざまな製品の材料となる粉体素材を製造している。今回見学に訪れたのは、この東工場。本社工場が、主に鉱物を由来とする無機原料を扱うのに対し、こちらの東工場では合金鉄という金属系の素材を中心に扱っている。工場を案内してくれた同社の森さんは「合金鉄の分野で粉砕から分級、混合、乾燥、焼成まで一貫して手がけられる、国内でも数少ない工場です」と、概要を説明する。

工場に入ってまず見せてもらったのは大きな円筒状の「ロータリーキルン」という装置。砂のような原料を約1300℃で焼成させて結晶水を除去し、溶接用の素材をつくっているという。次に見た「ピンミル」は、製鉄の工程で使われる合金鉄を細かく粉砕する機械。150ミクロン(=0.15㎜)ほどの粒子を、50ミクロン(小麦粉程度のパウダー状)にまで細かくしているとのことで、その微細な世界に驚かされる。そのほか、複数の種類の金属粉を均一に混ぜ合わせる「V型混合機」などの装置を見学した後、最後に案内されたのは試験室。少しずつ粗さの違う「ふるい」をいくつも重ねた試験装置にサンプルを通すことで、要望どおりの粒度(粒の大きさ)に仕上がっているかを確かめるという。「粒度や配合がわずかに違うだけで、製品の品質が変わってしまいます。多様な性質を持つ原料を、ミクロン単位でねらった粒度に効率よく粉砕できるのは、長年のノウハウによるものなんですよ」と森さんは話してくれた。

粉体加工という業務は、一般にはなかなか認識されにくいものだが、同社でつくられた素材は、ありとあらゆる品に姿を変えて暮らしに浸透しており、社会を支える重要な役割を担っている。

啓和ファインマテリアル株式会社
原料を高温で焼き、極限まで水分をとばす装置。ここでは溶接材料に用いられる原料を焼成している。
啓和ファインマテリアル株式会社
金属粉を粉砕するミル。摩耗を防ぐため、回転刃には特殊な鋼板が付けられている。
啓和ファインマテリアル株式会社
微細なメッシュの「ふるい」を重ねた装置を使い、粒度分布をチェック。成分に関する検査は本社で行う。
啓和ファインマテリアル株式会社
小石サイズの原鉱と、加工後の粉体。製品は鉄や電池、半導体などさまざまな製品に使われている。
啓和ファインマテリアル株式会社
Information
啓和ファインマテリアル株式会社
住所
備前市八木山830 map
電話番号
0869-62-0291
公式HP
https://keiwa-fm.co.jp/

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