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WELCOME TO HALLEWOOD ~ハレウッドへようこそ~

《連載第39回》新・ロケ地マップ「Location Map OKAYAMA」完成♪

岡山映画ロケの仕掛け人・妹尾真由子の WELCOME TO HALLEWOOD

  • 情報掲載日:2024.07.26
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

降水量1mm未満の日が日本で一番多く、災害も非常に少ないことから、映画やドラマの撮影スポットとして注目されている岡山県。市街地からクルマで30分圏内に、海、山、古い街並みなどがあり、田舎の風景や島、高原など豊富なロケーションがそろっています。

「晴れの国岡山は、日本のハリウッドだね!」

そんな声が高まって、誰が呼んだか「HALLE WOOD(ハレウッド)!」。

「HALLEWOOD」の立役者であり、全国の映像制作会社が頼りにするというすご腕コーディネイターの妹尾真由子さんが、知られざるロケの裏側やさまざまなエピソードを通じて、岡山の魅力を紹介していく連載です。

《連載第39回》新・ロケ地マップ「Location Map OKAYAMA」完成♪

みなさん、こんにちは。

岡山県フィルムコミッション協議会の妹尾真由子です。

梅雨が明け、危険を伴う暑さが続いている状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は、ロケに向けた準備を進めたり、ロケハン対応したりと、日々元気に過ごしています。

そうした中、支援作品をまとめた「ロケ地マップ」も作成中で、デザイナーさんや各作品の権利元などとやり取りをしながら作業を進めているところです。

このコラムが配信される頃に完成予定ですので、「ロケ地マップ」を見つけたら「このことだったのか!」と思っていただければ幸いです。

近年、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」「とんび」など、作品ごとのロケ地マップを作成してきましたが、今回は、複数作品をまとめた岡山県の「ロケ地マップ」となっています。

岡山県の「ロケ地マップ」は前回2020年に作成しており、1980年代の「男はつらいよ」シリーズから、制作時に最新作だった映画「燃えよ剣」までの作品をピックアップし、「LOVE」「横溝正史サスペンス」「昭和ノスタルジー」「時代劇」「アクション」の5つのジャンルに分けて紹介しました。

県内外の皆さんに「岡山はこんなに多くの映像作品のロケ地になっていて、さまざまなジャンルの作品が撮られている!」ということを知っていただき、「岡山に興味を持ってもらいたい!」という思いで作成しています。撮影風景や裏話とあわせて、ご当地グルメやお土産なども掲載し、ロケ地巡りの際に楽しめる情報を紹介しました。

ほかにも、岡山でロケを実施したプロデューサーから、岡山ロケのメリットについてのメッセージをいただくことで、ロケ地巡りをされる人だけでなく、映像制作関係者の方々にも、「岡山はロケがしやすい」といった、岡山ロケのメリットが伝わる構成になっていました。

今回の「ロケ地マップ」は、2020年以降に支援した映画やドラマを14作品ピックアップして紹介しています。

作品のラインアップは、映画では「罪の声」「劇場版 ラジエーションハウス」「しあわせのマスカット」「とんび」「リゾートバイト」「名も無き世界のエンドロール」「推しが武道館いってくれたら死ぬ」「恋は光」「ミステリと言う勿れ」「カオルの葬式」「風の奏の君へ」。

ドラマでは、NHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、NHK-BSプレミアム「犬神家の一族」、WOWOW連続ドラマ「完全無罪」です。

改めて撮影時を思い出しながら作品を並べてみると、非常に充実したラインアップになったなぁと感無量でした。

今回のロケ地マップで紹介しきれなかった作品もたくさんありますが、「この作品も岡山で撮ってたんだ?!」「このロケ地に行ってみよう!」と思ってもらうきっかけになればうれしいです。

ところで、このようなロケ地マップを作成する際、ロケ支援をしたからといって、映画やドラマの画像を勝手に使用することはできません。作品ごとに権利元を確認し、画像を使用したり作品を紹介してもよいかといった確認作業が必要です。

画像使用の許可が出ても、クレジットや作品概要などをどのように紹介するか、何度も繰り返し細かくチェックをしていただきます。

また、出演俳優が映っている場合は各事務所に確認したり、原作がある場合は原作者や出版社に確認したりと、さまざまな作業が発生し、完成までに多くの方々が関わってくださいます。そのため、時間もそれだけ掛かってしまいますが、この作業がロケ地マップ作成の上で非常に大事なことなのです。

もちろん、使用したくても許可が下りない画像もあります。その場合、「空いたスペースをどのように埋めるか…」を考えます。撮影風景やロケ地の画像、コメント、イラストなどを頭を悩ませながら、全体的なバランスを鑑みながらレイアウトしていくのは、大変ながらも非常に楽しく感じました。

今回のロケ地マップでは、多くのシーン画像をちりばめながら、撮影風景や撮影時の裏話などをふんだんに盛り込みました。また、撮影で岡山に滞在していた撮影隊の方々におすすめの岡山グルメやスポット、マイベスト土産等を教えてもらって紹介していますので、聖地巡礼の際に参考にしていただければと思います。

今回のロケ地マップも前回に続き、「岡山観光WEB」内に各作品毎に作成しているロケ地特集ページのQRコードを掲載していますので、ロケ地やキャストのインタビュー、聖地巡礼の際に楽しめるグルメ情報など、詳しい情報はWEBサイトで確認することができるようになっています。ぜひそちらもあわせてお楽しみください。

新しい「ロケ地マップ」は2万部作成し、2024年8月1日(木)より『岡山県観光連盟事務所(岡山シンフォニービル2階)』前や、『晴れの国おかやま館』、県内の観光案内所など、準備できたところから配布を開始します。ぜひ手に取って、聖地巡礼をお楽しみください!

【Profile】

岡山県フィルムコミッション協議会
妹尾真由子

矢掛町出身。2013年に矢掛町入庁。産業観光課での勤務時代には、ご当地キャラ・やかっぴーとともに町の観光PRを担当。2016年より岡山県観光連盟に出向。2018年より岡山県フィルムコミッション協議会の専任スタッフに

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