「おかやま出会い・結婚サポートセンター」とは？

岡山県が設置した結婚支援拠点『おかやま出会い・結婚サポートセンター』をご存知ですか？

そこでは、結婚を希望する人たちに出会いの機会を提供するため、会員制の結婚支援システム「おかやま縁むすびネット」などを通じ、さまざまな取組みを行っています。

このたび、その取組みのうちのひとつ「婚活イベント」が開催されると伺ったので、その現場へ潜入させてもらいました！

「ワークショップ交流会」に参加してみました！

今回お邪魔したのは「未来に生き残る力！　大人のコミュニケーション術を育てる羽林由鶴塾」 なるイベント。 イベントを主催する『おかやま出会い・結婚サポートセンター』としても、初のワークショップ交流会だそう。

講師の羽林由鶴さんは体重103kg、バツイチ子持ちで13歳年下の東大生と出会い結婚した経歴の持ち主。

自身の経験をもとに生み出した恋愛術やカウンセリングは、 相談者の個性や本来持っている「いいところ」を引き出し、コンプレックスなどの抱えている悩みを優しくわかりやすく解決に導いてくれるのだとか。

実は過去、婚活マッチングイベントに数多く参加してきた私。 そこで私がこれまでの体験をもとに考えた「婚活イベントあるある」の一部を披露すると…。

• 集合したときに挨拶もできず、どんな面々が集まっているかちらちらと見渡してしまう
• 自然と男女別に席に分かれる（同性同士で自然と輪を作る）
• １対１の画一的な自己紹介タイム
• 同じことの繰り返しで開始5分で疲れる
• 見た目も大事だけど気になるのは年収
• 最終的に特に印象に残る相手は・・・？
• 自己紹介がうまくなれば、もっと婚活がうまくできたのかなぁ

などなど…。みなさんも思い当たりませんか？

これまでは、ほとんど見た目や第一印象などで、その日のテンションが左右されていました。

「今回も同じようなイベントかなー」と、タカをくくっていたのですが、 その固定観念は大きくくつがえされることになったのです。

これまで参加した「婚活イベント」とはちょっと違う！？

イベントは羽林先生の軽快なトークを皮切りに、「雑談ワーク」や「行動ワーク」というワークショップを中心に進められていきました。

このイベントと通常の婚活イベントの大きな違いは「マッチングをしない」ということ。

従来のスタイルのように「個々で仲よくなろうとする」のではなく、みんなとゲームをするなど遊んでいるだけ。それなのに仲よくなれる仕組みが理解できちゃうという画期的なもの。

一歩進んだ大人の恋愛から幸せな結婚生活に必要なことにどんどん気づくことができ、さらに練習にもなっているというから、まさに一石二鳥！

さらに驚いたのは「大人のコミュニケーション」のさまたげになるということで、最初に決められた「年齢公開禁止＆職業公開禁止」というルールの存在！

婚活で特に重視されるはずの２つの条件を取っ払い、ワークショップで交流を深めるという、今までにないスタイルが採用されていたのです。

羽林先生は「挨拶からはじまる交流」を非常に大切にされており、さらに「相手の名前を呼んであげると、その人は自分が大事にされているという気持ちを持てる」ということを教えてくれました。

確かに、名前を呼ばれると嬉しい気持ちになるし、コミュニケーションの深まり方が変わってくるし…。自分の印象にも深く残りやすいので婚活以外にも使えるテクニックだなと思いました。

それに加えて、表情や体の向きなどを少し意識するだけでも、印象アップにつながります。

このような交流の仕方で進行していったワークショップにより、最初は緊張の面持ちだった参加者の皆さんの表情が会が進むにつれて、みるみるうちにやわらかくなり、男女隔たりなく活発なコミュニケーションが取れる状態へと変化していったのです。

そして、羽林先生は婚活をしている人のほとんどが悩みとして抱えているポイントをひとつずつ解消していってくれるのです。

例を挙げると、よくある婚活の最初の難関、「自己紹介が上手にできない」という悩み。

１対１で１分間の自己紹介を数名の方としたあとで「上手に自己紹介ができたという人」と挙手を求めた結果、手を挙げた人はたったのひとりだけ。逆に反対の質問に対しては一斉に手が挙がりました。

「要するにうまくいかなかったと思っているのは自分だけではなく、誰もがうまくいったと思っていないということ」と先生。なるほど。

「婚活に積極的になれない方の理由に、『自信がないから』『参加して失敗するのが怖いから』などがあります。ですがそれは皆一緒なので、過度に自分を追い込むことなく、『自分が感じている不安や悩みは他人も同じように思っている』という事実を知って安心することも必要です」と教えてくださいました。

そして、「やみくもに婚活をするのではなく『幸せな結婚』とは何か、『どんな結婚生活をおくりたいか』『結婚して何がしたいのか』について思いを巡らし、自分の意思を持ったうえで「こんな結婚生活楽しみだなぁ」と思い描いておくことが幸せな結婚につながる重要なこと」だと教わりました。

「婚活」って…。意外とこんなもの！？

そんなためになる話のなかで私が特に印象的だったのがお金の話。

相手の年収ばかり気にするのではなく、「お金の使い方が『自分の価値観と合うか』を知ることの方が重要」というエピソードが心に響きました。

「確かに自分の理想の生活にお金が必要だとしても、相手がかなり倹約家だったり価値観があまりにもずれていたりするとストレスになるなー。お金いっぱいあっても使えなかったら余計にストレスだよね」と納得しました。お金は重要だけど、それだけがすべてではないですしね。

「出会い」から「生活」「お金」のことまで…。すべては「２人でつくる日常」になるので、先生のお話を聞いて私も「結婚とは」というテーマについて、少し考えてみようかなと思いました。

 婚活って大変そうなイメージだけど、いざ参加してみると「あれ？ 意外とこんなものなんだ」と感じることができました。もし気になったら、ぜひ一歩踏み出すチャレンジをしてみてください。

余談ですが、ワークショップが終了しても笑い声やおしゃべりがとまらず会場に留まる人が多くて驚きました。連絡先交換から次の約束をして「またね」と言っていたのが印象的でした。

 「おかやま縁むすびネット」では他にも多くのマッチングイベントを開催しているそうです。

参加したいと思う方はぜひ、「おかやま縁むすびネット」に登録してみては？ 詳しくはHPをチェックしてみてくださいね！