華道家とDECCI高等学院創設者。まったく異なる道を選んでいるが、ともに「海外での放浪の旅」を経験したことのある2人による対談。「型にはまることが大人だ」という価値観を踏み越えた生き方を実践する2人が、「大人になる」という誰もが一度はぶつかる問いに出した答えとは。

生命力あふれる力強い作品やダイナミックなライブステージを寺社仏閣や野外などさまざまな場で展開。『ロエベ』の旗艦店『カーサロエベ銀座店』の装花、カンヌ国際映画祭(CANNES GALA)で2年連続の公演など、活動の幅を世界にも広げている。
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DECCI高等学院 佐々木慎太郎 校長(左)
青山学院大学卒業後、2年間で世界33か国を周る放浪の旅を経験。帰国後、東京で編集者として勤務した後、家業の「季譜の里」に入社し、ホテル業界へ。2008年に代表取締役となり、現在は複数展開する飲食店や宿泊施設の経営を行なう。
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「大人になる」って、どういうことだろう?
佐々木 『DECCI高等学院』に入学する高校生向けに、本を出すことになりました。テーマは「大人になるための本」。今日は「大人と子どもの違い」について、亮大くんと話してみたいんだけど、どうかな?
萩原 いいですね。ただ、そもそも「大人になりたいのか?」って前提の話から始めてもいい気がします。
佐々木 なるほど。
萩原 まずはシンプルに、大人のポジティブな点と、子どものポジティブな点を挙げてみるのはどうですか?
佐々木 じゃあ、ChatGPTに聞いてみましょうか。
(AIの回答を見て)
萩原 早いですね。でも、こうやって見ると、大人になって悪いことって、実はそんなに多くないですよね。
佐々木 亮大くんが仕事を嫌いじゃないから、そう感じるのかもしれないですね。礼儀もしっかりしてるし、人付き合いも上手だし。
萩原 それはファッションショーの演出家アシスタント時代に鍛えられましたね。当時のアパレル業界は本当に大変で、体育会系的な側面もまだ残っていました。
佐々木 それで大人になった?
萩原 おかげで礼儀は身についたと思います(笑)。
佐々木 今回の本で書いたのは、「こう考えると周りから『大人』に見られやすい」という話です。キーワードは「利他」。多くの人は、世界をよくしたい、幸せになりたいと思っている。でも、その対象が「自分だけ」だと、自分勝手に見える。「自分と仲間」まで広げると、身近な人からはいい人だと思われる。でも、社会全体から見ると評価は分かれる。自然や社会全体まで含めて考えられるようになると、周りから「大人だな」と感じてもらいやすいんじゃないかと思っています。
萩原 わかります。僕らが好きな仲間って、口に出すと恥ずかしいけど、どこかピュアな部分がありますよね。
佐々木 そうだね。自分たちでいうと、ちょっと気持ち悪いですけど(笑)。
萩原 でも、そのピュアさがちゃんと残っていれば、大人になることに不便はないと思うんです。大人になることへの抵抗って、そこじゃないですか?
佐々木 確かに。
萩原 好きな仕事をしていて、愉しそうに働いている大人は、やっぱり「カッコいい」ですよね。
DECCI高等学院とは?
「教育で日本の伝統を守りたい」がコンセプトの通信制高校サポート校。「伝統×デジタル」の視点を持って、世界で活躍できる伝統産業の担い手を育成。「新時代学習」では、SNS・canva・デザインなどのデジタル教養と、礼儀作法・ビジネス習慣などの基礎教養を、また1年時の体験学習と2~3年時のインターン学習では、伝統産業の現場で知識や技術を学べる。

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