「＋b 備前焼のあるライフスタイル」動画紹介

日本六古窯の一つに数えられる、岡山が誇る「備前焼」。

良質の陶土で一点ずつ成形して乾燥させたのち、絵付けもせず釉薬も使わずそのまま焼いたもので、素朴でありながら温かさが感じられる焼き物として知られている。

究極的にシンプルな美しさと、その実用性の高さから、「アート」としてはもちろん「用の器」としても愛され続けているのだ。

今回『岡山県備前県民局』が完成させたのが、「＋b 備前焼のあるライフスタイル」というこちらのムービー。

「アートとして、プロダクトとして、日々の生活を彩る備前焼」というコンセプトから、「備前焼のある暮らし」を提案している。その一部を紹介しよう。

最初に紹介される「アートとしての備前焼」では、シンプルでいて素朴、だけど力強くて美しい独自の魅力にフォーカス。

「窯変(ようへん)」「胡麻(ごま)」「桟切り(さんぎり)」「緋襷(ひだすき)」「青備前(あおびぜん)」といった備前焼の窯変を紹介している。

「プロダクトとしての備前焼」では、そこにあるだけで会話が弾んだり、癒されたりする「備前焼のある生活」をイメージしたビジュアルを展開。

「ずっといっしょに…」と思える、愛着の湧く一品を見つけたいと思わせてくれるはずだ。

そのほか、実際に備前焼が作られるまでの行程を、土もみから窯出しまで順を追って見られる「備前焼モノガタリ」や、備前焼の魅力として言い伝えられている「備前焼ナナフシギ」など、「備前焼」のことをもっと知ることができる。

最後は、備前市周辺地域を産地とする「備前焼」の聖地ともいえる備前市伊部を紹介。JR岡山駅から伊部駅までは赤穂線で約30分。レンガ造りの煙突や、土塀をめぐらした家並みに、「土と炎が生み出す芸術」である「備前焼」へ想いを巡らせ、悠久のロマンを感じることができるはず。

『備前焼伝統産業会館』『天津神社』『忌部神社』などのスポットを旅する女性の姿を通じて、まるで「備前焼のまち・伊部」に迷い込んだような気分にさせてくれる。

「（備前焼の）模様、色は唯一のもの。手作りの味わい深さ、それはまるであなたのために作られたよう…」。ムービーはそんな言葉で締めくくられる。「『備前焼』を、あなたのライフスタイルに取り入れてほしい」という作り手たちの思いが込められているのだ。

これを観れば、さらに備前焼のことが好きになること間違いなしだ。

「備前焼感謝祭」「オンライン備前焼まつり」開催

毎年人気を集めている「備前焼まつり」は、新型コロナウイルスの影響で今年も中止に。その代替イベントとして、新たな試みが実施される。

備前焼感謝祭

密を避けるため、10月1日(金)～31日(日)の1カ月間、『備前焼伝統産業会館』2階の展示即売場と、陶友会所属の組合員各店舗で実施される感謝祭。

期間中は「備前焼」を2割引きで購入することができる（店舗によって、開催期間が異なる場合もあり）。詳しくは「備前焼陶友会」のHPをチェックしよう。

オンライン備前焼まつり

備前市へ足を運ぶことが難しい状況の中、遠くに住んでいても備前焼を気軽に購入できるよう、「オンライン備前焼まつり」が開催される。

約400点の作品と数量限定の福袋が用意され、こちらも2割引き（福袋以外）で購入することが可能となっている。ぜひとも期間中にサイトを訪れてみよう。

期間は、10月1日(金)10：00～10月31日(日)20：00。

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