「新型コロナウイルス」の拡散防止のため、この春多くの行動が制限され、現在も完全に緩和されることはなく、依然として息苦しい状況が続いたまま。
しかし、そんななかにあって、各地で鯉のぼりが泳ぎ、花火が打ち上げられ、人々は新たな歩みを始めようとしている。「新しい日常」への挑戦はすでにスタートしているのかもしれない。
岡山を中心に活動する任意団体「Beyond 18 プロジェクト」は、コロナ(5・6・7) を足して18、そして岡山市が全国18番目に政令指定都市であることにちなんで命名された。人々が予防意識を強く持ち、地域全体が安全に前方へ進むためのプロジェクトだ。
その取り組みのひとつとして、新型コロナウイルス感染が終息しない中、一人ひとりが実行できる対策として「フィジカル・ディスタンシング」の概念を取り入れたメッセージT シャツを作成した。
着用した人自身がメディアとなり、周囲に対する意識や姿勢を共有を目的としたアイテムだ。「チャリティTシャツ」としての販売で、利益の全額は文化・芸術活動への支援活動へ寄付されることになっている。第1弾としては、岡山市内にあるミニシアター『シネマ・クレール』の運営存続活動へ全額寄付の予定だ。
キャッチコピーは「Save Our Scene.」。「街の景色を残すこと」を意味するメッセージだ。
休業や活動自粛していた多くのお店や施設等が徐々に再開しても、そこに訪れる人の数が元に戻ることこそが肝心。一人ひとりが出来る万全の対策を行った上でこれまで通りに街を動き、積極的に経済活動が行われることの結果として、まちの人の営みや文化が守られることの一助になりたい…という強い想いが込められている。
デザインは倉敷市出身のイラストレーター金安亮氏によるもの。モチーフに選んだ桃太郎たちは「フィジカル・ディスタンス」を保ち、岡山の未来を見つめて、みんなで同じ方向を向いて歩いている…。そういう世界観が表現されている。
詳しくはホームページで確認しよう。
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