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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

岡山を本拠地にするレーシングチームに突撃取材!

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2018.04.23
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_02/岡山のレーシングチームが参戦する「2018 SUPER GT」開幕戦に潜入せよ!

岡山の話題のスポットや、気になるモノなどを徹底調査! 『タウン情報おかやま』スタッフが実際に現地を訪問して、とっておきの情報をお届けします。

『タウン情報おかやま』本誌で好評連載中の「まかせてちょ~査団!」が、Webページに進出!よりディープでフレッシュな岡山の街ネタをご紹介します!

突然ですが、皆さんはサーキットでモータースポーツを観戦したことはありますか? テレビで見たことがあっても、実際に観戦したことはないという方も多いのではないでしょうか。かくいう私もこれまでテレビで見たことがあるぐらいで、生観戦したことはありませんでした。しかし今回、岡山のディーラーである『岡山トヨペット』のレーシングチームが、日本最高峰のツーリングカー選手権である「SUPER GT」でデビューするという情報を聞きつけ「これは見逃せない!」と早速アポイント。見事現地でレース取材ができることになりました!

そういうワケで、我々取材班は「2018 SUPER GTシリーズ開幕戦」の決勝レースが行われる岡山国際サーキットに向かいました。サーキットに向かう車中で、レースに詳しい隊員Aに「そもそもSUPER GTってどういうレース?」という超初歩的な質問をぶつけてみたところ、隊員Aは「そんなことも知らんのかい!」という素振りはいっさい見せず、むしろうれしそうに丁寧に答えてくれました。「SUPER GTの前身となる全日本GT選手権は1994年から始まったシリーズで、レースは市販車をベースに専用開発されたGTカーで争われるんだ」。なるほど、F1などで使用されるような、車輪とドライバーが剥き出しになっている「フォーミュラカー」ではないんですね。「SUPER GTのもう一つの大きな特徴は、専用で開発した最新マシンで争われる『GT500クラス』と、GT500より改造範囲が制限されているマシンで争う『GT300クラス』の2クラスのマシンが同じレースで同時に走ることかな…」。ふむふむ。何となくですが、「SUPER GT」の概要が分かったところで、『岡山国際サーキット』に到着です。

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場内に入ると、予想以上の人の多さにビックリ! 女性の姿も多く見られますが、やはり男性に熱心なファンが多いようで、多くの方が望遠レンズを装着した一眼レフカメラを持っています。また、お子さんを連れたファミリーの姿も多いように感じられました。まだ決勝レースまでは時間があるというのに、場内は人と熱気であふれ、初サーキット観戦の私はおどおどするばかり。人をかき分け、『岡山トヨペット』のピットへ向かうと、代表取締役社長兼チームオーナーの末長一範さんが出迎えてくれたので、早速お話を伺いました。

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まずは、『岡山トヨペット』が「SUPER GT」に参戦した経緯をお聞かせください。「そもそも『クルマファン作り』というか、クルマの楽しさをお客様に伝えていこうという活動のなかで、『K-tunes Racing』という社内チームを発足させたんです。このチームで『インタープロトシリーズ』や『86/BRZレース』などに参戦して経験を積んだうえで、2018年シーズンは『LM corsa』とタッグを組み、満を持しての『SUPER GT』参戦となりました」。岡山を本拠にするプロのレーシングチームということですが、岡山の人に伝えたい思いをお聞かせください。「岡山のプロのモータースポーツチームというのは、岡山の大きな魅力になりうると思いますし、地域活性化にも繋がると思います。レース活動を含めたさまざまな活動を通して、『岡山のチーム』ということを全国に発信していければ、と思っています」。この日は、岡山トヨペットの社員の皆さんが820人もの大応援団として駆けつけており、自身も国際C級ライセンスを持ち、ドライバーとしても活躍している社長の気合いの入り具合が伺えました。

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ピット近くには、チームの指揮を執る影山正彦監督がいらっしゃったので、お話を伺いました。「K-tunes Racing LM corsa」はどんなチームですか?
「末長社長の人柄もあると思うのですが、いい意味でアットホームなチームになってきています。単なる馴れ合いの『和気あいあい』ではなくて、ひとつの目標、結果を残そうという共通の意識を持ちながら、非常にいいチームに仕あがっていると思います」。続いて監督にこのチームを率いることについての思いを聞きました。「地元岡山の記念すべき第一戦ということで、表彰台を目指すべくチームが一丸になっていますし、モチベーションが上がっています。サーキットが初めての方もたくさんいらっしゃると思いますので、レースが好きになっていただけるように我々は全力でレースを戦いますので、ぜひ応援していただきたいですね」という力強い答えが返ってきました。「SUPER GT」の前身である全日本GT選手権で初年度の1994、1995年を連覇するなど輝かしいキャリアに裏打ちされた監督の采配もあり、前日に行われた予選では6位という好成績を残しています。

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続いて、1994年の全日本GT選手権参戦以来、18勝を挙げている「ミスターGT300」こと、ベテランの新田守男選手にレースを前にした心境をお聞きしました。「昨日の予選が始まるまで非常に緊張していましたが、予選6位という優勝が狙えるいい位置につけられたので、ある意味ホッとしています。しかし、これからが本番なので、いい意味での緊張感を持って決勝レースに臨みたいと思っています」。今回のレースは岡山の人たちも注目しています。「チームスタッフだけじゃなく、岡山の方たちと気持ちをひとつにして、応援してくださってくれる皆さんが熱くなって帰ってもらえるような戦い方をしていきたいと思います」。自身の最多優勝記録の更新もかかっているシーズンだけに、新田選手からは静かな中にも熱い闘志が感じられました。

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新田選手とコンビを組むのは、「インタープロトシリーズ2016」シリーズチャンピオンで、2017年「GT300」クラス3位という期待の若手ドライバー、中山雄一選手です。中山選手は「チームも新体制で、岡山を拠点にした岡山トヨペットのチームなので、地元である『岡山国際サーキット』でのレースが一番気合いも入りますし、しっかり結果を残したいなというのが今の気持ちです」と心境を語ってくれた。続いてこのレースにかける意気込みを聞くと、「やっぱりレースに出るからには優勝。シリーズランキングでトップになってチャンピオンを獲るということが目標ですが、いい時もあれば悪い時もあるのがレースなので、毎レース自分たちの最善を尽くして、ベストを出し切るということを念頭において戦っていきたいなと思っています」と時折爽やかな笑顔を見せながらコメントしてくれました。

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我々取材班は、走行前のピットを開放して各チームの選手がサインや撮影に応じたり、プレゼントが配布されているピットウォークにも参加しました。「K-tunes Racing」のマシンである「LEXUS RC F GT3」の前では、華やかなレースクイーンと岡山トヨペットのキャラクター「くまる」がファンを出迎えてくれます。また、ほかのチームのマシンの周りにも沢山の人だかりができており、今年の「SUPER GT」の注目度の高さがうかがえました。

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ピットウォークの時間が終わり、マシンがスタート位置につくと、否が応でも緊張感が高まります。まずは、「GT500」クラスのマシンがスタートし、次いで「GT300」のマシンがスタート。両クラス合わせて44台ものGTカーがいっせいに猛スピードでサーキットを疾走する迫力と走行音に圧倒されましたが、「K-tunes Racing」のマシンを撮影すべく、必死にシャッターを切りました。

「『岡山国際サーキット』はコース幅の関係で、パッシングポイントでも相手がミスをしないと抜きづらく、『GT500』もからんでくるので自分のペースを乱されることもある難しいコース」と新田選手が語っていたように、レースは混戦模様。『岡山トヨペット』の大応援団もフラッグを振りながら力強い声援を送り続けましたが、「K-tunes Racing」の決勝レースの順位は14位で、残念ながら表彰台には届きませんでした。

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今回、初めてサーキットでレースを観戦したのですが、レーシングカーの迫力ある走行音はサーキットでしか味わえないもの。そして「SUPER GT」は異なるクラスのマシンを上手く利用しながらバトルをしていく攻防戦がおもしろいと感じました。「2018 SUPER GTシリーズ」は『富士スピードウェイ』や『鈴鹿サーキット』など国内外で全8戦行われるので、ここからこそが勝負です! 今後も岡山発のレーシングチーム「K-tunes Racing」を応援していきたいと思います!

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