2018年にオープンした、400度の薪窯で焼く「ピッツァ」が評判の店。独自の食感を生むための、最大のポイントは生地作り。生地に用いるのは、天然酵母に小麦粉、水、海塩のみ。シンプルだからこそ、旨みを出すには生地の熟成具合が何よりも大事と、約100時間、生地を寝かせる長時間低温熟成を行なっている。さらに、生地に合わせる具材は、食感をより生かすよう使い方にも工夫が。たとえば、「マリナーラ」1980円は、あえてフレッシュトマトを使うことで、火が入ってとろとろになったところ、形が残ったところと一枚の中で食感や味のアクセントが生まれる。大・小の気泡を残して焼いた生地は、表面に凹凸が生まれ、もちっとした食感だけでなく、大きな気泡によりサクッとした食感まで楽しめる。

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