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《岡山県内で人気のあんこ&カスタードのスウィーツ5選。》

  • 情報掲載日:2025.03.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

おもたせにも自分へのご褒美にも。この時期ならお花見のお供にも。

見た目も味も大満足な、甘くておいしい和菓子や洋菓子。

こちらではそんな岡山県内で話題のあんこやカスタードを使ったスウィーツを『オセラ』編集部がセレクトしてご紹介。

この週末に甘いおやつを求めて出かけてみませんか?

《Petite Graine》風味豊かなカスタードをぎりぎりまで! こぶし大のシュークリーム。

Petite Graine

総社市の人気パティスリーの噂のシュークリーム「窪木シュー」は、直径約10センチ強の大きさ。隙間なく入ったカスタードクリームの上品な風味、シュー皮との味と食感のバランス、見た目のインパクト、どれをとっても多幸感をもたらす逸品だ。

Petite Graine

代表の日置尚孝さんは創業時に「割ったときにすごい!と思ってもらえるような、ぎりぎりまでカスタードを詰め込んだシュークリーム」を開発。ところがオープン日に焼いたシュー皮が大きく、想定以上のビッグなシュークリームが出来上がってしまった。しかし、「一度作ったからには」と続けて今にいたっている。カスタードクリームの材料には岡山市足守の『湯浅養鶏場』の卵や適度な脂肪分の牛乳を使用。

Petite Graine

4種類をブレンドした生クリームのホイップを加えて濃厚だが軽さのあるカスタードに仕上げている。ほかのケーキにも多用され、平日は日に3度、週末は4度、大きな釜でカスタードを作り、幅広い世代を笑顔にしている。

《白十字 藤田店》進化を続ける伝統の味「白十字」のワッフル。

白十字 藤田店

「素朴なおいしさ」で県民を魅了し続けるレジェンド的岡山銘菓。
岡山でワッフルといえば、格子柄のベルギーワッフルではなく、小判型のこちら。ふわふわのカステラで、たっぷりのカスタードを挟んだ『白十字』のワッフルだ。

考案したのは、創業者・二木寅二氏。今から約70年前、洋菓子店開業にあたり名物を考えていた寅二氏が、ワッフルの金型を見つけ、どら焼きをヒントに生み出したという。まだ洋菓子が目新しかった時代、洒落た見た目とおいしさは瞬く間に評判となり、特別感のあるおやつとして、さらには人気の手土産としても定着。

今や世代を超え、誰もが幼い頃から慣れ親しみ、愛してやまない不動のロングセラーとなっている。

白十字 藤田店

不変的な存在に思えるワッフルだが、約10年前に大きな転換期があった。常温保存から要冷蔵となり、個包装のパッケージに。

真空急速冷却ができる蒸気釜を導入したことで、カスタードはフランス菓子らしい密度の高い食感へと変わった。二木正芳社長は「賛否両論ありましたが、『違う商品みたい』というお客さまのお声が一番胸に刺さりました」と、当時を振り返る。

白十字 藤田店

初期のレシピを紐解き、記憶を頼りに思い出の味を再現。
今年11月「元祖ワッフルの復刻」というニュースで、話題を集めた同社。「創業時の『あの味』を、もう一度お届けしたい」という思いをひとつに、二木社長と工場長の山本さんは、5年以上も前から計画を進めていたという。当時の職人を訪ね、初期のレシピや技術をヒアリング。

「分量が匁で表記されていたり、材料や設備も今とは異なる状況で、全く同じにはなりませんが、試行錯誤を繰り返しながら記憶の味わいに近づけました」と山本さん。シンプルな素材を厳選するだけでなく、「思い出に寄り添う味」を大切に、工程の多い銅釜製法を採用した。

入念に炊き上げるフランスのカスタードに対し「日本で受け継がれてきたカスタードは、炊き上がった瞬間に火を止める。お母さんの手作りのような、懐かしくて優しい味わいが、『白十字』のワッフルに合うんです」。「次世代へ伝えたいおいしさ」と真正面から向き合い、早朝3時から工房に立つ。作り手の温かな思いも、一緒に味わいたい。

《やまと》おはぎひと筋50年。小ぶりで甘さ控えめの玉島名物おはぎ。

やまと

茶文化の残る倉敷市玉島に1971年に創業。今も開店前から長い行列ができるほど愛され続ける名物おはぎは、幅約5センチの俵型で、「あんこおはぎ」も「きなこおはぎ」も1個80円の安さ。人気の理由はそれだけではない。

やまと

「いくつでも食べられそう」な程よい甘さのあんこが、「また食べたい」と思わせるからだ。その味は、先代が「安心安全な材料で作りたい」と、材料選びから配合、小豆の炊き方まで何度も条件を変えて試行錯誤を重ねた成果でもある。小豆は、極小粒でつぶれにくい北海道産小豆を厳選して使用。早朝4時から仕込みを始め、ていねいにあくを除きながら砂糖を加えて煮ること約5時間。つややかに炊けたあんこに、粒感を残して蒸し上がったもち米をのせ、女性職人たちが優しく包んでいく。

やまと

開店直後は出来たてほやほやが購入でき、連日ほぼ2時間で完売。今も続けるこの手仕事が、変わらない「玉島おやつ」の味を支えている。

《五福カフェ》愛らしいあんの花々が彩る花束のような和スウィーツ。

五福カフェ

まるでブーケのように美しく、さまざまなあんの花が咲き誇る「華おはぎ」1730円~。手がけるのは昭和初期の倉庫を再生した『五福カフェ』で、料理を担当する濱崎由紀さん。岡山市西大寺の『カンサイ製あん』に特注する備中白小豆の白あんに野菜パウダーで色を付け、絞り口の癖を捉えながら一筆書きで絵を描くように花びらを成形する。

五福カフェ

花の土台になるのは、新庄村で栽培されるもち米「ヒメノモチ」と京都『祥玉園』の抹茶「祝の白」を使った抹茶あんのおはぎ。甘すぎずさっぱりとした備中白小豆の白あんと挽きたての抹茶の風味が合わさり、繊細な味と見た目で愉しませる。

五福カフェ

デザインは贈る相手をヒアリングしてイメージを膨らませるため、「どれも一点ものとして愉しんでほしい」と濱崎さん。チーズケーキや抹茶テリーヌが土台になる「華ケーキ」もあり、こちらも和と洋を組み合わせた味わいが好評だ。ひと目見れば笑みがこぼれる逸品は、大切な人へ花束のように贈りたい。

《里山工房 和菓子たむら》岡山食材にこだわったどら焼きを求め、山里の和菓子店へ。

里山工房 和菓子たむら

井原市と笠岡市の境あたり。のどかな山里の風景に囲まれて佇むのが『里山工房 和菓子たむら』。「空気がきれいで水がおいしいこの地は、和菓子作りに最適です」。そう話すのは、創業者である父・田村駿逸さんから3年前に受け継いだ当店で、販売や情報発信などに力を注ぐ息子の雅博さん。

和菓子作りは、この道20年の弟・隆志さんと駿逸さんが担う。

里山工房 和菓子たむら

そんな当店の代表菓のひとつがどら焼きの「たむらのみかさ」。岡山県産小麦粉と井原産の卵などを使って、しっとり
もっちりとした食感に焼き上げた皮で、その希少性から「赤いダイヤ」とも称される備中大納言を用い、3日間かけて完成させた粒あんを挟んだ自慢のひと品。

里山工房 和菓子たむら

「備中大納言は和菓子界ではよく知られていますが、地元では知らない方も少なくありません。ほかにも岡山にはいい食材がたくさんあるのに、埋もれていることが多い。和菓子を通じて発信していきたいと思っています」と、雅博さんは力強く話してくれた。

これらの記事が掲載されているのはオセラ133号「あんことカスタード」。


どこか懐かしくて口にするとほっとする、あんこやカスタードのおやつ。 名店のどら焼きや大判焼きをはじめ、カフェで愉しむ新感覚のあんこスウィーツ、 こだわりが詰まった名物シュークリームに、岡山県民が愛してやまないあのワッフル…。 
寛ぎの時間のお供にも、大切な人への手土産にも、ぴったりなおやつが見つかるはずです。

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