米穀店の家に生まれ、米とともに育った店主の井上さんが「パンを通じて、ごはんをもっと好きになってほしい」とレシピを考案した、炊きたてのごはんを練り込んだ「ごはんパン」を愉しめる店。米にこだわり抜いた色とりどりのパンが店先を彩っている。「ごはんパン」には、朝日米をはじめ粒のしっかりした岡山県産の無農薬米を使用。米の甘みと粘りを生かした生地は、噛むほどにもっちりした食感が続き、腹持ちがいいのが特徴だ。カボチャや紫芋といった野菜や旬の果物、抹茶餡など、定番から季節限定まで豊富な味を日替わりでラインアップ。おかず系「ごはんパン」も人気だ。米粉のベーグルやグルテンフリーの米粉100パーセント食パンにも力を入れている。1日約10種類、150個ほどのパンを対面販売。週に2、3回だけ開く軒先だけの小さな店は客足が絶えず、昼までに売り切れることも珍しくないそう。井上さんはお米ソムリエの知識と経験を生かし、食育健康アドバイザーとしても活躍中。米の魅力でよりおいしさが増したパン。そこには井上さんの食への思いがあふれている。

＜消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意＞
※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください
※お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします