ホテルで長年料理長を務めた経歴を持つオーナーシェフ・岡野さんが、客からの要望を受けてそれまで未経験だったラーメン作りを始めたのは約１年前。倉敷・岡山のラーメンを毎日のように食べ歩き研究を重ねてきた。試行錯誤するうちに、「調理で出るタイのアラを生かすことはできないか」とひらめき、岡山では珍しいタイのスープにたどり着いたという。使用するのは、瀬戸内産真鯛の頭やカマ。ていねいに下ごしらえして臭みを抜き、身や骨から濃厚な旨みを引き出す。塩ダレも、瀬戸内の天然塩とまろやかな『玉島味噌醤油』の薄口醤油を使用し、ぞんぶんにタイの風味が堪能できるよう仕上げた。その澄んだ琥珀色のスープは、まるで極上の潮汁のように淡麗な味わいで、スープに合わせて選んだストレート麺がするすると口まで運んでくれる。炙りチャーシューや味玉など手作りの具材も程よいボリュームがあり、上品であっさりとした後口が、「毎日でも食べられる」とシニア層にも評判だ。写真1枚目「瀬戸内鯛塩ラーメン」850円の提供は11時～14時。

＜消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意＞
※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください
※新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、国・県・各市町村から各種要請などがなされる場合がございます。必ず事前にご確認ください
※お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします