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【読者が選んだ これからも残したい名店】思いを持って継いだ人。【PR】

  • 情報掲載日:2022.12.28
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

3世代にわたって愛されてきた食堂や喫茶店、昔から変わらぬ甘味がある和菓子屋さん…。
今回は、読者や県民の皆さんから寄せられた「これからも残ってほしい!」という声をもとに、編集部が県内の名店へお邪魔してきました。
どの店もおいしいメニューとすてきな店主がおられます。そして、「ずっと残ってほしい!」と応援したくなる理由がどの店にもありました。知れば知るほど愛おしくなる、名店へ いざ。

今回は、思いを持って継がれた店へ。さまざまな理由から閉めざるを得なくなったある人気店。しかし、そこへ「私が継ぎます」と、手を挙げた人が…。気になる2軒へ話を聞いてきました。

\ 創業 1977年 /

二代目ふるさと村休憩所 吹屋食堂|高梁市

地域住民が憩う食堂を、「二代目」として受け継ぐ。

高梁市吹屋地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された1977年に開業した『ふるさと村休憩所』。長年、地元の女性たちが営んできたが、従業員の高齢化と後継者不足によって存続の危機に。そんな中、後継者として手を挙げたのが銘形一哉さんだった。東京での生活に疲れ、2017年に高梁市に移住してきた銘形さんは、「何でも屋」として地域で活動をする中で食堂の手伝いもしており、そこに集う地元民の温かさに触れられる「いるだけでほっとする場所」として自身もよく訪れるようになった。閉店の危機を知ったとき、「ここがなくなるのは寂しい」と継ぐことを決意。創業時から店を切り盛りしてきた先代の松浦さんから、約2年かけてそばやうどん作りの全てを学んだ。「先代は感覚で作るので、見よう見まねでひたすら練習しました」と、銘形さんは振り返る。やがて常連客から「昔から変わらない味」と太鼓判を押され、2020年10月に「二代目」として店を構えた。常連客や観光客が憩う場として、今も変わらずのれんを掲げている。

長野県出身の銘形さんは、吹屋の美しい町並みにひかれて移住したという。女性スタッフからは「がっちゃん」と呼ばれ親しまれている
毎日約2時間かけてうどんとそばを手打ちする。季節や気温などによって、水の微妙な加え方も変えているそう
店内にはテーブル席と座敷を完備。店の随所に飾られた花々は女性スタッフによるもので、もてなしの心が感じられると銘形さんもお気に入り
鶏ガラだしに、吹屋で採れた根菜類がたっぷり入った「けんちん田舎そば」800円
イリコとコンブだしが優しい味わいの「たんわり山菜うどん」700円。地元で採れた山菜と野菜の天ぷら入り
(写真左から)店を手伝う佐藤さんと清水さん。以前からのスタッフで、今も店を支えている
「二代目」の開業を祝って常連客が書いてくれたという絵が店内に飾られていた

Information

二代目ふるさと村休憩所 吹屋食堂
住所
高梁市成羽町吹屋717-1
電話番号
0866-29-2225
営業時間
11:00~16:00
休み
木曜(祝日の場合は営業) ※不定休あり
席数
30席
駐車場
7台

\ 創業 1978年 /

ラーメン・やきめし のんきぼう|総社市

妥協を許さぬ前店主お墨付き。総社のソウルフード「焼きめし」。

『のんきぼう』の前店主・小林さんが、「歳には勝てん」と引退を決めたのは2019年のこと。高校時代に店に通い詰めた坂手康真さんは、その話を聞いていてもたってもいられず、「思い出のあるこの店を守っていきたい」と、小林さんに直接話をしに行った。「できることなら同じ形態で店を継いでほしい」と考えていた小林さんは、坂手さんの熱意に感謝し、今後を託すことに。だが、岡山市のラーメン店で店長を務めた経験を持つ坂手さんとはいえ、その道のりは困難を極めた。「マニュアルもレシピもない(笑)。ひたすら鍋をふるって、駄目だしを受け続けました」と苦笑いで振り返る。そうして2020年5月に坂手さんにバトンタッチをして1カ月経った頃、ふらりと店に来た小林さんが注文したのはもちろん「焼きめし」。緊張しながら口に運ぶ様子を見守ると、ぼそりと言った。「おいしいな」。「焼きめしはどんなときも80点以上とれ」と妥協を許さなかった、前店主お墨付きの「焼きめし」をぜひ味わってみて。

ぱらぱらに香ばしく仕上げられた「焼きめし(普通)」650円。タマネギの甘み、チャーシューの塩味の一体感がポイント
「タマネギを大きめにカットすることと、とにかく早く作れって教わりました」とあっという間に「焼きめし」を仕上げる坂手さん。「焼きめし」には店の並々ならぬこだわりがあり、小林さんはもちろん、ベテラン従業員にも何度も何度もまかないとして作って、ようやく合格点をもらえたのだとか
どこか懐かしさを感じる「しょうゆラーメン」600円。客の大半は、「焼きめし+ラーメン」950円のセットを注文するそう
中華鍋を扱かった経験はなかったそうだが、巧みな手さばき、テンポで鍋をふるっていく
写真中央の坂手さんと、店を切り盛りするスタッフの皆さん

JR総社駅南東にのれんを構えて、今年で創業45年。看板も外観も設備も以前のままという。同級生と久々に会うこともあるそうで、「やってくれてよかった」と声をかけてくれるのがありがたいという

Information

ラーメン・やきめし のんきぼう
住所
総社市駅南2-2-3
電話番号
0866-93-5384
営業時間
11:00~14:00/17:00~20:00
休み
木曜
席数
29席
駐車場
10台

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください
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