津山の人気店『IKEPAN』が移転オープン。「子どもからお年寄りまで、おいしいパンを食べてもらいたい」とパン作りに励む池口夫妻が移転先に選んだのは、廃園になった『高田幼稚園』。顔見知りだった『森永製陶所』の森永さんと、『NiBBLES COFFEE!!』の松田さんに声をかけ、3店舗が入る複合施設『たかたようちえん』としてオープンさせた。店頭にはクロワッサン（216円）や「あんバター」248円、コッペパン、揚げパンなど、バラエティに富んだパンが20〜30種類並ぶ。風味のいい北海道産小麦をメインに使用し、具だくさんのカスクートに使うバゲットは食材とのバランスを考えて生地は軽めの食感に調整するなど、食べるシーンに合わせてレシピを変えることも。今回の移転に伴い充実させたのが食事系サンド。チーズやサーモン、生ハムなどが入ったボリューム感のあるサンドを、並びのコーヒー店の一杯とともに味わう。そんな日常に寄り添った愉しみ方を提案している。今後は好きな店のポップアップショップや音楽会も開いてみたいと語る池口さん。幅広い層が集える場にしようという試みは始まったばかりだ。

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