「Jさん、『SURF&TURF（サーフアンドターフ）』って料理、知ってます？」。編集スタッフAの問いかけに「ううん、知らん」と即答の私。Aが検索してパソコン画面を見せてくれました。「サーフ→波→海の幸」で「ターフ→大地→肉」というところから「ロブスター＆ステーキの盛り合わせの料理のこと」と書かれてあります。なんとゴージャスな組合せの料理なんでしょう。本場はもちろん、アメリカ。日本ではあまり聞いたことがないかも。「いいねぇ、食べてみたいね～」という私に「でしょ、食べにいきましょ」と間髪入れずにAが答えます。えっ!?　岡山で食べられるの!?と驚きつつ「はい！　よろこんで～！」と居酒屋学生アルバイトさんのごとく元気よく返事をしました。

向かったのは、倉敷市児島の鷲羽山ハイランドすぐそばに立つ、せとうち児島ホテル。クルマを降りて海側を見ると、そこには最高の景色が。

こちらのホテルに新レストランがオープンしたのは2015年12月23日。そのレストラン名も料理名と同じでずばり、『THE SURF & TURF』です。テーブルに案内していただき、席に着くと…そこからの景色もすばらしい！　なんといっても瀬戸内海国立公園ですものね。

瀬戸大橋って改めてみると美しいフォルムだなあ…なんて景色にうっとり見とれていると、「こちらをこれから調理いたします」と見せてくれたのは…ロ、ロブスター！　大きい！　しかも動いています。生きています。

こんなに立派なロブスターを食べられるなんて…。楽しみ過ぎる。
さらには、こちらも。

岡山県産の牛肉を独自の専用保冷庫で2ｶ月間も熟成させたという肉。いちばんおいしい状態で提供しているそうです。そして、野菜も岡山県産を中心に鮮度の高いものを吟味しているとのこと。期待が高まります！

それらの野菜を使った「地野菜のサラダ」は、写真のようにテーブルそばでドレッシングとミックスして、出来立てを提供。ドレッシングをかける前に入れたしっとりした食感のクルトンと、仕上げにかけたサクサクのクルトン、2種類の食感を楽しめました。

そして、自家製パンも。こちらはおかわりも可能です。

2つの主役のうちのひとつ、肉の登場です。こちらもテーブルで焼いてくれ、お皿にサーブしてくれます。そして…ついに…主役がそろいました！

どうです？　これが「SURF&TURF」です。先程も説明しましたが「ロブスターと肉」ですよ。おいしそうでしょ？　いや、間違いなくおいしかったです。ロブスターはバターソースで焼いており、ロブスターのみそとあいまって抜群のまろやかさと深い甘みを感じられます。その身はもちろんプリプリっで食べごたえもしっかり。お肉は熟成肉ならではのうまみ充分！　そして柔らかい！

お肉は2種類の塩（マウイ産、ギリシャ産）や、フィナデェニソースでお好みでいただけます。フィナデェニソースとは、グアムやサイパンでよく使われるしょうゆベースのソースで、タマネギやネギ、ニンニク、トウガラシを使ったもの。香り高くお肉にかけるとよいアクセントになります。

選べるデザートには、レモンパイをセレクト。サイズ的には大きいのですが、レモンの酸味であっさりしておりペロリとたいらげてしまいました。ドリンクには、岩手県より取り寄せたという職人作の鉄瓶から注いでくれるハワイのコナコーヒーをいただきました。砂糖はマウイ島のサトウキビから作られたというこだわりよう（ドリンクはこのコーヒーと高梁紅茶から選べます）。

ちなみに…
せとうち児島ホテルには、フランス人ショコラティエのクレスレイ・ポロマックさんが手掛けるショコラ（756円～）が味わえるのです。テイクアウトも2月初旬頃より始める予定だとか。フランスの伝統的な味をぜひ一度お楽しみください！

ランチレポート、いかがだったでしょうか？　私たちがオーダーしたのは「THE SURF & TURF LUNCH」9180円。おいしい料理と美しい景色…舌と目の両方から味わえるこのぜいたく感と満足感からいえば、断然お得です。ランチはこのほかにメインディッシュをロブスターか熟成肉ステーキのいずれかから選ぶ「STEAK or LIVE LOBSTER LUNCH」5940円もあります。またディナーコースやそのほかアラカルトメニューも充実しているので、さまざまなシチュエーションで使えそうですね。

美しい海景色を眺めつつのランチ、バレンタインデーやホワイトデーのデートにもおすすめですよ～。

（おまけ♪）
こちらのレストラン。ショコラティエのクレスレイ・ポロマックさん以外にも、イタリア人やトルコ人のウェイターさんがいて、国際色豊かなんです。

どうです？イケメンでしょ！　丁寧な接客に感動しますよ～。女性の皆さん、ぜひ（笑）。

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